K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

とある声優への○○①

以前の日記で読書時間の減少について書いたけれど、音楽を聴く時間も減っているなぁと昨日の記事で実感した。
家を出てから目的地に着くまでおよそ90分、往復で毎日3時間近く聴いていたわけだし、道理で耳が退屈なわけだ。

好きな曲をまとめただけでは満足できなかったので、今日はなぜ水瀬いのりさんの声や曲が好きになったのかについて、考えてみる。
これも②があるか微妙だけど、定期的に書いていくかもしれない。

 


いつの間にか、若手声優の中でトップクラスの人気を集めるようになった水瀬いのりさん。
レムなどの当たり役を引いていることや、アーティストが活動が順調なことが、その大きな要因なのだろう。

私が彼女を知ったきっかけは2014年に放送された『ご注文はうさぎですか?』だった。同じような人は多いかもしれない。2014年の後半以降、出演作が激増している。
当時は特別に注目していたわけではなかった。チノちゃんの声優、というくらいの印象しかなかったので、その数年後に彼女の楽曲を聴き込むことになるなんて、思いもしていなかった。

気になる声優の一人として注目し始めたのは、2015年に放送された『戦姫絶唱シンフォギアGX』のキャラクター、キャロル・マールス・ディーンハイムの歌声を聴いてからだった。
え、こんなに歌える人だったんだ、と失礼ながら思った記憶がある。あれは本当に驚いた。
直後に発売された1stシングル 夢のつぼみ を聴いて、これは本物だと確信するに至る。

それからは、アニメを見る際に意識することが増えていった。定期的に出るシングル曲やアルバムの楽曲も聴くようになったので、次第に彼女の声が、自分の中で存在感を増していったのでないかと思う。
ちなみに演じたキャラクターとしては、世間的にはレムが一番人気な気がするけれど、私は翔子さんのほうが尊くて好きだ。

存在感がより大きくなったのは、2019年の春だった。
3rdアルバム Catch the Rainbow は個人的に刺さる曲が多くて、毎日のように繰り返し聴いた。そのうちプレイリストのほとんどを彼女の曲が占めるようになり、たまにヒトカラに行っても、それしか歌わなくなったくらいだ。
なんでこんなにハマったのかわからない。でも、過去に他の声優に対しても似たようなハマり方をした覚えがあるから、きっとハマること、好きになることに明確な理由なんて必要ないのだ。

 

私は活発なタイプではないから、イベントなどに参加することは極めて稀だという自覚がある。誰かに誘われなければ、土日に家から出ることがほとんどない。
当然、ライブなんかに行った経験も、友人に誘われて参加したことが二回あったくらいで、自発的に参加を決めたことは、かつてなかった。
そういう意味では、私にとって革新的な出来事だった。初めて自分から行きたいと願い、ライブに参加した。
2019年6月28日に開催された、「Inori Minase LIVE TOUR 2019 Catch the Rainbow!」東京公演、日本武道館2daysの初日。勇気を出して応募したチケットに、運よく当選することができたのだ。
座席はなんと、最上部のX列。ステージまでは若干の距離があるものの、全体を見渡せるし、ある意味で特等席だ。

CtR武道館

いざ当日になってみると、どういう準備をすればいいのかわからず、とりあえずキンブレは持っていったが、物販でグッズを買うことは頭になかった。
会場は意外と、男性ばかりということもなく、年齢層も幅広かったから、私が浮くことはなかったけれど、もう少し準備をしていれば特定の曲で手持ち無沙汰にならなかったのに、と少し後悔もある。

ライブでの盛り上がり、一体感。なんて素晴らしいものなんだろう。あれは、現地にいないと体感することができないんじゃないか。ああ、なるほど。これをみんな欲しているのか。
知り合いのオタクが、しきりにライブに行きたがっている様子を見て、そんなにいいものなのか?と疑問を浮かべていた私だけれど、ようやくその理由に気づくことができたように思う。
ただ、過去に友人と一緒に参加したライブも同じ武道館だったのだけれど、それとはまるで異なる感覚だった。あれほどの高揚感を得ることができたのは、アーティストや曲に対する愛着の差だろうか。それとも、誘われて行くことと自ら赴くことの違いだろうか。

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水瀬いのりさんと言えば、水樹奈々さんのファンであることが有名だ。実のところ、私も以前は彼女の曲ばかり聴いていた。
何しろ曲数が多いから、一通りチェックするだけでも数日は要する。その分だけ、好きな曲とそうでない曲がかなり分かれるから、何度も繰り返し聴くとなると一部の曲に限定されてしまうのだけれど、それでも多い。
次回、お気に入り楽曲について記事を書くとしたら、おそらく水樹奈々について、になるだろう。

 

私は、自分が熱中しているモノやコトについて、表に出さないし友人にもあまり話さない。主体的にそういうコミュニティに入っていくことも滅多にないから、人知れずこっそりと深みにハマリ、楽しみを得るのが基本だ。
だから、ここに書いた内容を知人に見られることがあるとしたら、かなり驚かれるだろう。
他人と共有する楽しみは残念ながらあまり知らないし、今後も性格的に機会を見つけることは難しいと思う。けれど、自分独りきりで楽しみを満喫するのも、結構よいものだ。

今後もこのブログを、他人から見て「何を考えているかわからないやつ」が「考えていることの一部」を吐き出す場所として機能させていきたい。
……機能しているのか?

 

 

本日の絵

20200529

というわけで翔子さん。
なんか違う気がするので丁寧さが欲しい……という反省を毎日しているが、なかなか改善されず。