K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

熱い展開

某chを見ていたら「競馬最終回」というレスがあって思わず笑ってしまったが、しかし言い得て妙な展開となった。
来る11月29日のジャパンカップが歴史的な一戦となりそうで、今からとても楽しみだ。


個人的にはコントレイルが一番好きなので、いつものように軸として考えているのだけれど、流石に相手が強いので今回は「一択」という風にはならない。
評判を見た感じでは、菊花賞の終盤に詰められたことで実力に疑いを持っている人が少なくない雰囲気で、無敗の三冠馬なのに随分と軽く見られているものだなぁと思ってしまう。
条件が悪い中で勝ちきったという結果が、すべてではないのだろうか。

牝馬のレースはあまり見ていないこともあって、正直なところイメージが湧きづらい。
アーモンドアイは昨年の有馬記念で飛んだところが強く記憶に残っていて、本格的に競馬を見始めたのがその頃なので、あまり強いという印象が持てていない。実績は歴代トップレベルとはいえ、直近は六戦三勝だから、ちょっと信用しきれないところがある気がしている。
まぁ世間的な知名度は一番なのだろうし、引退レースということもあって、たくさんの想いが寄せられることだろう。

デアリングタクトはレース映像を見たけれど、圧倒的な強さというのをそれほど感じなかった。強いのはわかるけれど、これまでに戦ってきた相手が、他の馬が相手にしてきたライバルと比べて弱い印象があるので、特にファンでもない私にとっては一番には考えづらいものがある。
こちらも実績は十分で、斤量差による有利もあるから、もちろん馬券的には外せないのだけれど。

コントレイルについては、皐月賞のvsサリオス、菊花賞のvsアリストテレス、と競り合いに勝ったシーンが鮮烈で、盛り上げ上手というか、興奮させるレースを作ってくれるので、そういう意味でも期待感が大きい。
他と違って秋三戦目というのが唯一の懸念点だけれど、府中2400なら相性は悪くないだろうし、それなりに力を発揮できるのではないかと思っている。日本ダービーでは同条件で圧勝していることだし。

 

注目の三頭について所感を書いてみたけれど、走るのは三頭だけではない。
他の馬も馬券に絡んでくる可能性がある……というよりも、過去のデータでは三強が全員三着以内というレースのほうがずっと少ないようなので、人気馬三頭の三連複を買っておけばよい、という話でもないのだ。
有馬記念で二着、三着だったサートゥルナーリアとワールドプレミアには密かに注目しているところ。素敵な馬券になることを願って、少し買ってみようかと思っている。

人気に応える順当な結果になってほしいと思いつつも、馬券的には波乱があったほうが面白くなるわけで、競馬というのはなんだが皮肉に満ちたゲームのような気がしてきた。
賭け事とは別枠でスポーツとして考える意識を持ったほうが、ずっと健全だし楽しめるのかもしれない。