K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

戦車兵として(遠征編)

World of Tanksにて、今年三月から今月まで、およそ毎月一週間のペースで開催された「遠征」というモードがある(六月と七月にはなかったが)。
前半は「フロントライン」、後半は「STEEL HUNTER」となっていて、昨年に期間限定で開催されていたものが定期イベントとして復活した形となる。
意思とは関係なくまるで義務のように遊び、ストレスと戦い、そして一通り最後まで報酬を取り終えたので、簡単に所感でも書いてみようかと思う。

 

フロントラインについては……もう半年近く前のことなので細部までは覚えていないのだけれど、新マップが追加されたり、旧マップの欠点が改善(?)されたりと、昨年の同モードからはかなり手が加えられていた印象がある。
ただ、言ってしまえばこれは「クレ稼ぎ」のためのモードという感覚が強く、効率を求めるなら必然的に課金戦車ばかりになるというもの。
私もProgettoやBourrasqueといった快速戦車ばかり使っていたし、敵も味方も似たようなメンツなので、正直マンネリ感がひどいものだった。
一戦が長いわりに必要試合数もそれなりに求められるから拘束時間も結構きつくて、うっかり平日にプレイを忘れてしまうと週末が丸々潰れてしまうなんてことも。なんて、もったいない時間の使い方なんだ。
まぁチームの勝ち負けにかかわらず取得ポイントは自分の活躍次第という点においては、他のモードと違って気楽ではあったけれど。

というわけでポジティブな感想が「クレジットがおいしかった」くらいしか出てこないので、ああいう風に時間に縛られる形ではもうやりたいと思わない。常設にしてくれたらありがたいのだけれど、マッチングの関係で難しいのだろうか。特に限界集落のアジアサーバーでは。

フロントライン

成績は、そこそこ高水準で安定していたかなと思う。真のユニカムは、きっと4シーズンとも平均EXPが1,000を超えているのではないだろうか。知らんけど。

 

STEEL HUNTERについては……個人的に相当なストレスを覚えた苦行に近いモードだった。というのも、昨年からの変更点で改善された部分もあれば、改悪されたと思う部分も多数あったからで、それがゲームの性質上仕方のない運ゲー感と相まって負の連鎖を引き起こすことが少なからずあった。具体的に何が改悪ポイントだったのかは、ちょっと前のことなのであまり覚えていない。ただ、昨年の被弾時に火災が発生するクソシステムが削除さえされていたら、変更としては十分だったように思う。
フロントラインと違って一戦あたりの時間は短く済む一方で、上位5人に入らなければポイントが増えないというのがいやらしいところで、中盤までと終盤は特に運が絡んでくる関係から、ついていないと延々と無駄な時間を過ごす羽目になりかねない。
弾は当たらないし(なぜか敵は正確に当ててくるし)、勝ったと思ったら漁夫られたり、最終安地がいつも正反対だったり、こういうのは他のバトロワゲーでもお馴染みの不運とはいえ、射撃に関してランダム性の高いこのゲームだと余計にイラついてしまう。
まぁそれでも今月は前月までと明らかに違う結果を残せたので、慣れというかコツというか、普通のランダム戦と同様に、まったく技術面でカバーできないというわけではないのだろう。

本音を言うなら、確か一昨年にサンドボックスでテストされていた、SHの初期案みたいなモードが一番楽しかった印象があるので、あれを実装してくれたらいいのにという想いがある。

STEEL HUNTER

成績は、今月を除けば悲惨なもので初心者みたいになってしまった。フロントラインもそうだけれど、クリアした時点でプレイをやめているので、数字はクリアまでにかかった戦闘数がそのまま表示されている。
ポイントが貰えるミッションがある関係で、一日に集中してやるよりは毎日少しずつ進めたほうが効率的なので、そういう意味で私は非常に無駄が多かったと反省している。
まぁこんなゲームに日々の貴重な時間を奪われるのもどうかと思うので、何が正解とは言えないけれど。

 

総じて、面白くないわけではないものの、クリアまでに必要な時間や精神汚染のことを考えると、惜しいゲームだなぁと思わずにはいられない。
近年はいろいろと工夫しているのはわかるのだが、プレイヤーとしては喜びよりも苦痛を覚える場面のほうが多いため、年々ゲームのクライアントを立ち上げる際に気が重くなっているのを感じる。

最近すっかりランダム戦を遊ぶ気力がなくなってしまった(ついでに言うと時間もない)ので、実は「優等編」なんて記事を書くのも面白いかと思っていたのだけれど、それは次にモチベーションが湧いてくるまで当分はお預けということになりそうだ。