K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

様子見の経過

昨年末に私を苦しめた隣人問題だけれど、管理会社に苦情を出したところ注意喚起をしてくれたので、それからはパタリと騒音が聞こえてこなくなった。
しばらく様子を見て、改善されなければまた連絡してくれ……そういう内容で謝罪のメールが届いたのだ。

 

年末の一週間は比較的静かに過ごせたわけだけれど、時期が時期だ。つまり、静かになっていたのは隣人も帰省して留守にしていたから、という可能性が十分にあった。
私も年末は大晦日な昼までこちらにいたけれど、年始は一週間ほど実家に滞在していたので、空けている期間が長かった。
だから戻ってきてからが本当の様子見期間だと考えていたのだが……およそ十日ほど経った今のところは、特に不快感を覚える状況には至っていない。

扉の開閉音だったり、くしゃみの声だったりは微かに響いてくるものの、基本的には落ち着いていると言っていい。
例の彼氏がやって来ているのかどうかも、よくわからないくらいだ。まぁたぶん、来ていない。
なんだ、やればできるじゃないか……とは思うけれど、おそらく大学の授業が始まっていると思われるので、単に家でイチャコラ遊ぶ暇がなくなっただけなのではないかと邪推してみる。
また春休みに入ったら煩くなる可能性は残っていると考えている。

今年度のスケジュールがどうなっているのか不明だけれど、大学は大まかに春と秋、前期と後期に分かれて授業や試験日程が組まれているはずだから、年末年始の休暇は三学期制の高校までと比べて短めである一方、夏休みと春休みは長い。
およそ一か月半ほど……例年に当てはめるなら、二月の半ば頃に試験を終えた学生から再び青春を満喫する期間に突入していくはずだ。
今年に関してはあまり外出もできないだろうし、退屈で死にそうになる人が続出するかもしれないが。

というわけで苦情を出した結果、一応は改善されたと言ってもいいわけだけれど、もうしばらく様子見期間は続くことになりそうだ。
私の生活リズムを見事に壊してくれたわけだから、この恨みはどちらかが出ていくまで消えることはない。

……どうにも自宅に戻ってから調子が上がらないのは、正月に実家で怠けすぎたことが原因なのかと思っていたのだけれど、実はクリスマス・イヴの夜に受けたストレスが尾を引いているのではないかと思い始めた。
人にせよなんにせよ、調子に乗っている時はどこまでも好調のまま駆け抜けていくような勢いを感じるけれど、一度バランスが崩れてしまうと体制を立て直すのに時間が必要なのだ。これは、ちょっと眠れば回復するような短期的な不調ではない。数週間単位での調整が求められているのかもしれない。
逆に考えれば、停滞が長ければ長いほど、再び勢いづいた時の爆発力は大きくなるはずだ。それを楽しみに今を生きているというのが、この一週間ほどの所感になる。
この暗いトンネルの出口は、もうすぐそこに迫っている。そんな気配がある。今週はどうなるかわからないが、来週には必ず……そんな期待感が出てきたので、あとはうっかりミスで躓かないようにだけ気をつけていきたい。