次の日曜日はクラシック最終戦の菊花賞が行われる。
本日、出走馬と枠順が発表されたので、今日は現時点の簡単な予想を書いていきたいと思う。これから秋のGIシーズンだし、ほぼ毎週の定番となるかもしれないが、まぁ本音を言うと日常に刺激が乏しすぎてネタ切れ感があるため、ちょっとした変化を求める意味合いもある。
事前予想と当日の答え合わせ、七分の二が競馬関連の記事になるのはどうかと思うから、長続きするかは微妙なところだが。
今年の菊花賞は京都競馬場の改修工事に伴い、例年と異なる阪神内回りでの開催となる。
特徴の違いとしては、京都はホームストレッチが平坦であるのに対して、阪神には坂がある。また、馬場は京都が高速気味である一方で阪神は時計の掛かることが多く、切れ味よりもスタミナ勝負になりやすい。
内回り外回り以外ではほとんど同じコースである春の天皇賞を参考にするとわかりやすいが、今年は4コーナーを回った時点でバテた馬が次々と脱落していった。まだ成長途中の3歳にとっては、どうしてもタフな競馬が強いられることになる。
なお、コース自体は阪神大賞典とまったく同じではあるけれど、出走頭数が異なるため、アテにしすぎるのは避けたいところ。
阪神内回り3000mでは8枠が好走しているというデータがある。ただし、それは10頭立てとか13頭立てとか、少ない数での結果であるため、無理やり今回に当てはめるなら5枠6枠あたりが走りやすいということになるのではないかと踏んでいる。
血統的には父ディープインパクトが圧倒的に強く、ルーラーシップ産駒であるキセキも母父ディープということで、これは京都との相性なのか距離適性の問題なのかわからないけれど、無視するわけにはいかない。
しかし、阪神大賞典の勝ち馬を見ていくとディープの傾向は消えて、ハーツクライやステイゴールドの血が強そうな印象を受ける。いずれにせよサンデーサイレンス系ではあるのだが、今回はどちらかと言えば、こちらを重視したほうがいい気がしている。
というわけで、現時点での個人的な印を置いておく。
◎ディヴァインラヴ
〇アサマノイタズラ
▲タイトルホルダー
▲ヴィクティファルス
△ステラヴェローチェ
△オーソクレース
☆ヴェローチェオロ
注セファーラジエル
注モンテディオ
まだまだ絞りきれてはいないのだけれど、本命を変える予定は今のところない。
唯一の牝馬ではあるが、たとえば過去にほとんど勝っていないという話は、そもそも出走回数が少なすぎて意味がないと思っているし、鞍上が絶好調の福永先生であるという点、オッズがそれなりに付きそうな点などから狙わない理由はない。
何より前走の木曽川特別、最後の伸び脚を見てこれは強いと思ったのだ。他の先行馬が全滅する中、一頭だけ突き抜ける強い勝ち方。斤量の有利もあるし、一着が取れるかどうかはともかく、馬券的には悪くないだろう。
他については実績と血統、オッズ妙味、前走や前々走の印象から決めた部分が大きく、直前に変更する可能性は十分にある。
ステラヴェローチェとオーソクレースは人気上位ではあるけれど、どちらも不利な外枠を引いたことで軽視したくなった。また前者は、皐月賞、ダービーともに伏兵的な動きで勝ち馬とは差のある3着だったのに対して、今回はマークされる立場にあることから沈む公算が比較的高く、後者はそもそも能力に疑問がある……けれどルメールだから消すに消せないといった感じだ。
