K's Graffiti

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マイルチャンピオンシップ2021予想

昨日……というか今朝の出来事ではあるけれど、日記に書いた目論見は無事に成功して、外出のミッションを達成することができた。現在まで眠らずに、本日の分を今日のうちに書いているのも偉いポイント。ありえないくらい眠いが。
さて、気づけばあっという間に週末という感じだけれど、枠順が発表されたので今週も競馬の予想をしていこうと思う。

 

日曜日に開催されるマイルCSだが、場所は阪神競馬場、距離は1600という、マイルのGⅠとしては東京1600に次いでお馴染みのコースだ。
例年は京都で開催されている本レースは、昨年から例の工事の関係で阪神に変わっているため、たとえば過去10年間のデータなどを参考にする際には、必ずしも傾向がそのまま今回に当てはまるわけではないため注意しなければならない。
まぁ先週のエリ女と同様に、予想が難しいレースということになる。

馬を見る前に、馬場の状態について考えていきたい。
エリ女は荒れた内側を通った人気の先行馬が全滅し、後方から外を回った人気薄が掲示板を占める波乱の決着となった。これまで私は馬の能力を中心に馬券を組み立ててきたけれど、そろそろトラックバイアスという観点を取り入れたいと思ったのだ。
しっかりと分析できていれば、三連単は難しくとも三連複は取れていた可能性が低くないわけで、この考え方を武器にできたら今後の競馬がもっと楽しくなるに違いない。
もちろん、そう簡単に習得できたら苦労はしないだろうから、とりあえずは慣れるために考えてみる、という感覚でいきたい。

現在の阪神は例年に比べて酷使されている影響で、馬場が非常に荒れている。特に内側はダートと考えてもいいくらいで、おそらく明確に内枠不利という傾向が出るのではないかと思う。
実際には土曜日や、日曜の午前中の結果を見て判断すべきところだけれど、事前の予想段階では外差し有利という前提で考えたい。
そうなると、馬券内に入ってくる確率が高そうなのは外枠かつ差しが可能な馬ということになる。
また、阪神の特徴としてほとんど必ず言われるのが、スタミナを要するタフなレースになりがちという点だ。荒れまくった馬場と相まって、上がりのかかる展開になりやすい。一瞬のキレ味よりは、長く脚を使う能力が活きるレースになると予想される。

一方で、予想というのは他の人間も同じような視点で行うものだ。あのエリ女の光景が印象的だったものだから、今週は多くの人が内枠よりも外枠を高く評価するに違いない。
つまり、グランアレグリアが勝つに違いない……そんな期待がオッズにも表れている。
本当にそうだろうか。確かにエリ女は荒れた。内枠の馬には、終盤に能力を発揮できる余力なんて残っていなかった。
ただ、あれは馬場の影響も多分にあるが、ペースが上がったことが要因として大きい。もし中盤ずっとスローペースで進んでいたならば、あれほど極端な結果にはならなかっただろう。
そして今回のマイルは、外回りだ。荒れてはいるにせよ、内に比べたら幾分かマシというものだろう。もちろん、外回りのほうが差し馬にとって窮屈になりづらく動きやすいという特徴はあるかもしれないけれど、ひょっとするとエリ女とは違って内枠=死というわけではないかもしれない。あるいは、急激な冷え込みで内も外も関係なく芝が壊滅している可能性だってある。
このあたりの情報は現時点では不明だから、土日のレース運びを見て考えたいところではある。

まぁ何が言いたいかというと、あまりエリ女のイメージに引っ張られず、今回はマイルCSという個別のレースとして捉えたほうがいいという結論になる。

以上を踏まえて、とりあえず現時点で買いたいと思った馬の印は以下のようになる。

◎サリオス
◯シュネルマイスター
▲グランアレグリア
△インディチャンプ
△グレナディアガーズ
ケイデンスコール
☆ダノンザキッド
☆カテドラル

まずサリオスだが、個人的には頭固定にしようと思っている。
馬格がありパワーが要求される今の阪神に合っていそうなのと、マイラーというよりは中距離型と思われる適性に加えて、長く使える脚などなど、能力だけで言えば出走メンバーの中でもトップクラスに入る。
様々な悪い要素が重なって、これまで結果が出ていないけれど、今度こそ一発を期待してもいいのではないだろうか。
まぁ何より、現4歳世代が好きだからという理由が最も大きいかもしれない。

シュネルマイスターとグランアレグリアの能力は疑う余地がなく、普通に考えたらこの二頭を軸にしてもいい気がしている。
ただ、前者は初輸送だとか斤量が安田記念から増えているとか、不確定のマイナス要素がある。
後者は秋天の疲れが取れているのか心配なのと、写真を見た様子というか仕上がり具合が一年前や半年前よりも悪い雰囲気を感じたのだ。
しかし流石に自信をもって「消し」とは言えないため、いったん頭からは外して考えるという程度にしておきたい。

インディチャンプは、正直に言えば消したい。ただ、衰えているとはいえ昨年も連対しているし、枠順は悪くなく福永先生が乗るわけなので、複勝圏内の確率はどれくらいだろうか……と考えて念のため残す形になった。
グレナディアガーズは、よくわからない。そこそこの能力と適性があって、なんとなく馬場を問わず好走するようなイメージがある。そろそろ池添騎手が取る番なのではないかとも思ったから、少なくとも紐には入れたい感じだ。
以下、他の馬は展開がハマれば、といった想定なので、当日の気分で買うかもしれないし買わないかもしれない。

 

ふと騎手を見てみると、いつものメンツになっていることに気づいた。
ルメール福永武史川田戸崎松山池添……このあたりは掲示板率が高い。下手に三連単を狙うよりも、彼らの三連複ボックスにしたほうが期待値がありそうな気がしてきた。