K's Graffiti

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アリエス杯結果

ウマ娘の対人イベント「アリエス杯」の決勝戦が4/27に行われた。
条件は皐月賞と同じ中山2000ということで久々の中距離となったが、もっぱら環境を支配していたのは毎度のごとく強力な逃げウマと、固有スキルが中距離に特化しているクリスマスオグリキャップだった。
勝てるかどうか運次第なのはいつも通りなのだが、今回はステータスで差が出づらい分、より有効なスキルをどれだけ積めるかが焦点だったように思う。
チャンピオンズミーティング一年目の集大成として、勝てるウマを育成する難易度は非常に高かった。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

負けてしまった。非常に悔しい。
あまりのショックで翌日に記事を書くことができず、傷が癒えるまで待ったところ月末の日記になってしまった。
結局は運要素が強く、そういうガチャに負けたというだけの話なのだが、あまりにもレース中の乱数、スキル発動などが下振れてしまい、全員がほとんどポテンシャルを発揮できなかったことは残念の一言に尽きる。
前回の負けは同じく中距離であるスコーピオ杯だったが、あの時も対面は格下だったとはいえ、エースの水マルを満足に仕上げられなかったという心残りがあった。一方で、今回はウマの完成度が悪くなかったこともあり、完全に運負けと言うほかない。

今大会の大きな特徴は、逃げウマの競り合いによりバ群が伸びて、そのまま先頭の逃げが勝つパターン、上手く固有スキルを発動したクリオグリが逃げを食って完勝するパターン、ベストタイミングで加速スキルを出した差しが終盤速度の差を活かして逃げあるいはクリオグリを差しきるパターン、といった具合に展開が分けられる点だろう。
差しは脚質分布への依存度が高いという意味では、逃げやクリオグリに安定感で劣るものの、最大値は最も高くワンチャン狙える枠ではあった。逃げは先頭さえ取ってしまえば勝ち負けに持ち込める点で安定感があり、クリオグリはスキルさえ発動すれば脚質分布による負けが起こりにくい特殊な立ち位置だったと言える。

私は育成に割く手間と、勝利への期待度のバランスを考慮した結果、どういうパターンにも対応できそうな逃げ1クリオグリ差し1という編成を選んだ。
もし、サポートカードと因子、時間に余裕があり運に恵まれる体質だったなら、いわゆる強者の選択である逃げ2クリオグリにしていたかもしれない。ただ、好きなウマを走らせたいという想いも強かったから、負けはしたものの編成自体に後悔はない。


以下、アリエス杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ミホノブルボン(バレンタイン)

ミホノブルボン(バレンタイン)

中距離Sが付いていないため舐めプと思われても仕方ないところはあるが、編成上の役割としては相手の逃げに先頭を取られなければ問題ないという考えだった。
他に育成した距離S個体と練習で何度も競わせた結果、終盤開始時に最も先頭である確率が高かったので、右回り◎春ウマ娘◎良鬼が揃っているから実質的に距離Sということにして妥協するに至ったのだ。

なお、強力なスキルとして推奨されていた「キラーチューン」はSSRエルコンドルパサーが無凸なため諦めた。SSRナリタトップロードを所持していないから、そこはサポートレンタルの選択だったのだけれど、どちらが正解だったのかは諸説あるだろう。

 

二枠目:オグリキャップ(クリスマス)

オグリキャップ(クリスマス)

仕上げれば最強格である代わりに育成難易度が高く、苦労した人も多いであろうキャラクターだが、月の半ばに上手いこと出来上がったのでチャンミ開始前は気楽なものだった。普通なら、これを使って勝てないほうがおかしい。
予選の対戦相手、Twitterなどを見てみても、これを明確に上回る個体はほとんど存在していないのではないかと思う。

欠点と言える欠点はなく、強いて挙げるなら直線コーナー◎4種が揃っていないことと、キラチュ・ノンストップ非搭載であることくらいだが、サポートカードの手持ちが貧弱であるがゆえに、これが現実的な満点に近い個体だった。クリオグリに関しては垂れウマで十分だと考えていたし、これより完成度を上げようとすると、何倍も時間を費やさなければならなかっただろう。
これでも戦えるということは、戦績が示している。

 

三枠目:サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンド

ピスケス杯に引き続き趣味枠ではあるのだが、意外と勝ってくれた。
やはり走っている姿はかわいく、勝ってくれると嬉しい。最高速度は最強クラスなので、中盤に位置を上げて加速スキルを上手く出せたら安心して見ていられた。
逃げと先行が多く追走できないレースも少なからずあったけれど、そういう展開は初めから捨てているので問題ない。次回以降も、右回りの中長距離なら採用したい気持ちがある。

この枠が他の脚質だったら全体勝率や決勝の期待値が上がったかもしれないが、どうやっても結果論なので、たまたま私に運が向かなかったと納得するしかないのだろう。
差しが安定して勝ちづらいのはリアル競馬とも似ているから、脚質ごとの優遇不遇の差に今のところ文句はない。

 

決勝レースは、逃げ4先行1差し3追込1という脚質分布だった。
逃げの数は想定の範囲内だが、決勝なのに対面にクリオグリを引かず先行1というのは驚きだったし、差しがやれそうな分布だったのでレース前はダイヤちゃんへの期待が高まった。
編成は、一人がチョコボン・ダスカ・ルドルフ、もう一人が水マル・ドーベル・ルドルフ、と予選でもあまり見かけなかったルドルフ×2にビビったけれど、デバフ構成だったのは追込にしていた前者のみで、後者は普通の差しだった。

レース展開は、私のブルボンが相手の格下ブルボンに乱数負けしてハナを取られ、しかも外側から水マルとダスカに被されて抜け出せない最悪の形になってしまった。こうなると、1コーナーを回った時点でほとんど先頭を奪うのは厳しくなる。
4番手の逃げは追走できずズルズルと下がっていき、先行のエサになることが多い。しかし、噛み合わないことに私のクリオグリは中盤にスキルをまったく出さず、ブルボンは中途半端に速度スキルを連発するせいで逃げと先行の差が縮まらないまま後半を迎えた。他にクリオグリがおらず、先行同士の競り合いが発生しなかったことも痛かった。
一方、差しは差しで乱数判定に負け続けて上がってこられず、前との差を詰められないまま終盤に突入する。これでは加速スキルがドンピシャで発動しても、1着を狙うのは厳しい。

終盤入り手前で「スリーセブン」が発動し、固有スキルによって位置を上げながら前方にいる逃げを利用してノンストor垂れウマを出していくのが、クリオグリの最強の勝ちパターンだ。
しかしながら、賢さ1200の私のクリオグリはスリセ不発に加えて、垂れウマも不発した。なんのための賢さなのか。これだからクリオグリは好きではないのだ。過去のチャンミで採用しようと思わなかったのは、今回以上に不安定だったからなのだが、いざ使ってみたら大事な局面で不発不発。信用しすぎだったかもしれない。
逃げの最後尾は相手のダスカだったけれど、斜め前にいるのに垂れウマを出せなかったせいで抜かすのに時間がかかり、ほとんど最高速に到達したくらいの段階でようやく「U=ma2」をトリガーに固有を発動、しかし複合スキルであるがゆえに速度分だけでは不十分で、遥か前方にいる相手のブルボンとの距離を詰めるには2バ身ほど足りなかった。

 

予選勝率は80戦70勝の87.5%という結果で、良くも悪くもなく、私の中では平均的な成績で終わった。
内訳は、
ラウンド1が37勝(予選1日目18勝、予選2日目19勝)
ラウンド2が33勝(予選3日目19勝、予選4日目14勝)
なので、3日目までは好調だったのだが、4日目に下振れまくった形になる。
全体を通じて、敵わないと感じた格上マッチは一度きりで、あとは調子差と展開による不運な負けが大半だったような気がする。

今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
入れ替えず80戦を走らせたので、過去よりもデータは良い具合に出たように見える。

枠成績

ブルボンの成績は期待していなかったので置いておくとして、クリオグリは明確に内枠が有利だったという結果が出た。やはりスタートから1,2コーナーにかけて外を回るロスは大きく、包まれやすくても内側の経済コースを走ったほうが結果に繋がりやすいようだ。
逆に、差しは多少の距離ロスは最高速度でカバーでき、詰まりにくいという点から、明らかに外側の成績が良好だった。ここまで実際の競馬に近しいデータが取れると、本当に良く出来たゲームだと思わずにはいられない。
まぁ結果自体はマッチング運にも左右されるから、相手関係で変わっていた部分も多少はあるだろう。ただ、傾向を調べて一喜一憂できるのは新しい楽しみ方の一つなので、今後のチャンミでも続けていきたい。

 

チャンミ一年目はプラチナ10、ゴールド2という成績で終了した。
思い出として、称号とともに獲得ウマを添えて、記録を残しておこう。

称号獲得バ

基本的に葦毛と水マルだけいれば、なんとかなりそうな布陣ではある。
しかし、実は想い入れが強いのはキャンサー杯のエルなのではないかと思う。ゲームシステムが認知され始めて、ステータス以上に適性とスキルを甘えられなくなり、「あきらめる」が珍しくなくなったタイミングだ。
今はシナリオの効果でスキルが獲得しやすくなったけれど、当時は欲しいスキルが継承とヒントからしか取れなかったから、妥協個体すらなかなか出来上がらなかった。
あとは地固めの継承に苦しめられた水マルとか、直線一気の継承に苦しめられたゴルシとか……ウマの完成度という意味では短距離のカプリコーン杯、そして前回のピスケス杯が高水準だったから、最もポジティブな印象で終えたのはタマモかもしれない。

チャンミ二年目は、ひとまず落としたスコーピオ杯とアリエス杯のプラチナを埋めることを目標に、それ以外は少し気を抜いて楽しんでいきたい。