K's Graffiti

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ジェミニ杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「ジェミニ杯」の決勝戦が6/19に行われた。
条件は昨年のキャンサー杯とほぼ同条件の東京マイルで、違いはバ場コンディションくらいのものだったが、育成環境の変化により出走してくるウマの使用率には大きな変化が生じた。
今回は下旬開催から中旬開催へスケジュールの変更があり、短い準備期間で仕上げるのが大変だった上に、レースシステムにおける勝敗に関わる乱数が以前よりも増加したせいで、頑張って育てたからといって安定して勝てるわけではない難易度の高いゲームとなっていた。
負ける可能性は、短距離のカプリコーン並みに高かったように思う。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

三月のピスケス杯以来、久しぶりのプラチナ称号獲得を果たした。
運ゲーだとか萎えただとか、最近はネガティブな感想が続いていたけれど、なんだかんだ言いつつ勝てる時は嬉しいものだ。

今月は短期決戦で時間を費やせなかったこともあり、育成はなるべく手間がかからないように心がけた。本育成はレンタル使用に限り、開催までに間に合わなければそれまでという心持ちだ。
そういうわけで、目標は決勝に進出するという、これまでで最も低い水準になってしまったけれど、私の運の悪さを加味すればちょうどいいバランスだったかもしれない。

結果画面に表示されている謎順位について、普段よりもかなり低い印象を受ける。決して予選成績が良かったわけではないから、私の出来の問題もあるけれど、それにしてもだ。
この数字は、おそらく予選結果から算出される内部レートを決勝の相手と合わせているものと考えられるが、つまりそれだけ決勝の対面が弱かったということになる。
にもかかわらず、後述するがその勝ちには余裕など一切なく、むしろあと一歩で敗北する可能性すらあったのだから、相変わらず運の状況は微妙と言わざるを得ない。

結局はマッチングゲーの側面が一番強く、アリエスやタウラス2のように仕上げても不運ひとつで惜敗し、あるいは少し足りていなくても相手が弱ければ勝てるのだから、今後は時間があっても今月と同様に省エネのスタンスで挑むことになるかもしれない。


以下、ジェミニ杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ナリタタイシン

ナリタタイシン

今大会の勝ちウマにして絶対的なエースとして活躍してくれた、チャンミ初出場のウマ娘だ。少し前、すり抜けで入手できて本当に良かった。
根性育成が好きではなく苦手な私にとって、根性の成長率というのは貴重なもので、他のウマよりも圧倒的に上振れしやすかったように思う。あとは適性の継承とスキルのヒント獲得を粘ればいいだけだったので、手持ちの中で最強なわりに育成回数自体は最も少なかった。

スキル構成についてはトレーナーの好みで複数パターンあるようだが、うちの娘は最終コーナーで速度スキルを爆発させ、終盤接続を狙いつつ好位から直線に入る安定感を重視した。数字にも表れているように、賢さ乱数判定が下振れまくらない限りは、確実に上位を狙える力を見せてくれたと思う。

 

二枠目:ミホノブルボン(バレンタイン)

ミホノブルボン(バレンタイン)

編成候補は準備期間と手持ちウマの都合から、逃げ2タイシンというポピュラーな形しか考えていなかった。
数ある逃げウマの中でも、バレンタインブルボンは覚醒スキルが完璧であり、固有スキルも有用で、諸々の側面でお手軽なので第一候補となった。
ただ、根性育成が苦手な私にとって、上振れるまで試行を重ねるのは苦行以外のなんでもなかったので、因子とサポート編成はスピパワ賢さ育成の方向で、盛れたら根性を上げることにした。

あまり結果が出ていないのは、きっと自分のタイシンが強かったことも影響しているのだろうが、根性の差で序盤の競り合いに負けたり、加速スキルが先駆けの分だけ先手必勝を積んでいる他の逃げに負けたりしていたのが大きいと思う。

 

三枠目:マルゼンスキー(水着)

マルゼンスキー(水着)

もう一人の逃げ候補はスマートファルコンとの選択だったが、チャンミが始まるまでに仕上がったほうということで水マルになった。
持っているスキルは強いし、何より成長率が怪物なので育成はブルボンよりも楽だったかもしれない。
マイルの支配者は賢さ判定の乱数以外に、発動判定地点の問題で出たり出なかったりするけれど、発動に成功した場合はかなり前に出てくれるから、スキルポイントとの兼ね合いもあるが積み得だったように感じた。ステータスに大きな差がないのにブルボンよりも結果が良いのは、先手必勝とマイルの支配者の分だろう。

後ろが追い比べたら勝てないものの、そうでなければ水マルが突き放して勝つという展開も多かったように思う。
過去数回のチャンミでは個人的な趣味の都合で他のウマを優先していたため、水マルを使うのは昨年末のサジタリウス以来となったけれど、活躍できる舞台はオグリと並んで無限にあるから、今後も出すことになる機会は多いだろう。

 

決勝レースは、逃げ4先行1差し1追込3という脚質分布だった。
予選でも多かったパターンで、脚質分布から嫌なイメージを抱くことはなく、さらに相手の完成度が高くなかった点から、走らせる前にある程度の勝ちは見えていた。あとはもう、然るべきタイミングで確実にスキルを出してくれれば、普通に勝てる。油断していたわけではないが、そんな気持ちで出走ボタンを押した。
編成は、一人が衣装ファイン・通常オグリ・ゴルシ、もう一人がチョコボン・水マル・衣装キング、と珍しくはないけれど決勝としてはメジャーではなさそうなマッチングになった。戦績は両者とも、ギリギリ決勝へ進出したというレベルに見えた。

レース展開は、私の水マルが序盤の競り合いを制してハナを奪い、二番手が私のブルボン……この時点で負け筋は相手の後方脚質に差される展開だけとなったわけだけれど、後ろの中では私のタイシンが最も強い。しかし、このゲームは運次第で何が起こるかわからないのだ。
タイシンの位置は、ベストとは言えないまでも悪くないポジションを取り、予定通りコーナースキルを連発して終盤に入る手前で四番手から五番手付近まで押し上げた。
ただ、ここで怖かったのが相手のオグリキャップだ。なんと曲線のソムリエを終盤開始に直撃させ、しかも内を突いて距離ロスを省いて伸びてくる。本当に怖かった。唯一の負けパターンが、まさに実現しようとしているのだ。
それに加えて先頭の水マルがアンスキ不発となり、加速は継承プランチャのみ……これでは十分に引き離すことができない。
相手が強運なのか、私が不運なのか……直線の半ばからタイシンとオグリの追い比べが発生したようで、一騎打ちの様相となった。余裕で勝てるはずが、熱い勝負となった。勝利の鼓動は強すぎる。負けも見えた。
しかし結果は、タイシンが速度スキルの複数発動によりどうにか前に出ることに成功し、最後は1/2バ身差の辛勝となった。

着順

 

予選勝率は80戦66勝の82.5%という結果で、最低記録更新とはならなかったものの、かなり負けた印象が強く残る結果となった。
内訳は、
ラウンド1が35勝(予選1日目18勝、予選2日目17勝)
ラウンド2が31勝(予選3日目13勝、予選4日目18勝)
なので、3日目に下振れて、4日目にやや上振れた感じだろうか。
いつもは自分のウマが仕上がっているので格下と当たることが多かったのだけれど、逃げを根性育成していない関係で期待勝率的に同格レベルのマッチが多かったように思う。
逃げの勝負に負けて、なんとかタイシンで拾ったという試合がかなり多かった。

今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
ウマは連対率まで、全体は複勝率まで載せている。

枠成績

タイシンはどの枠からでも安定して結果を出しているあたり、流石にエースといった感じで、やはり今回の条件では間違いなく最強だった。
面白いのは、同じ逃げなのにチョコボンと水マルで枠の差が露骨に出ている点であり、前者は1枠を除けば真ん中より外目が良く、後者は1枠を除けば真ん中より内目が良かった。上にも書いたように、先駆けと先手必勝の差、およびマイルの支配者の有無が微妙に出ているのだろうか。
ただ、全体的に見ると枠の影響は誤差にも思えてくるし、それよりも予選では調子の差のほうが大きい気がするから、このデータはあくまで個人的な観測範囲の結果に過ぎないのだろう。

 

さて、来月のキャンサー杯は条件がまだ発表されていないから、今は久々にチャンミに縛られることのない自由な育成ができる期間を迎えている。
年明けからずっと、チャンミが終わるとチャンミが始まる状況が続いていたから、これは本当に珍しい小休止なのだ。

一応、各所では予想が進められているようで、帝王賞の大井2200だとか、宝塚記念阪神2200もしくは京都2200だとか、ひょっとすると夏競馬ということで、これまでにないパターンも考えられないことはない。
まぁ中距離だとクリオグリ品評会になりかねないのだが、あのウマを信用していない私としては、やや複雑な気分だ。