K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

春はいずこへ

ここ数日、物凄い勢いで真夏日を連発してきている地球だけれど、このまま進んだら来月、再来月はいったいどうなってしまうのだろうという不安が自然に出てくる。
あまり外に出ないから実感する機会は少ないとはいえ、昨年の夏はあまり猛暑が厳しいという印象を持たなかった。それが今年は六月にしてこの暑さ……そろそろ運動不足解消のために散歩を再開しようと思っていたのだが、これでは少し躊躇してしまう。

 

日中は流石にエアコンを動かしっぱなしで、こればかりは電気代云々以前の問題だから仕方ないものと受け入れる。
ただ、夜中は必須というほどでもなく、まだ寝苦しい熱帯夜を感じるほどには至っていない。設定温度は体感温度と節約意識の妥協点に近い27.5℃にしているのだが、基本的に寒がりの私は、外気温が下がる夜になるとエアコンを切りなくなってしまうのだ。
しかしながら、明るくなってくれば当然、再び気温は上昇する。生活リズムが悪いのは認めるけれど、日の出の直前くらいに就寝してから満足に熟睡する間もなく、暑さで目を覚ますことが先週から増加している。
不本意にも中途半端に起こされ、睡眠不足のまま日中を過ごし、日によっては我慢できず昼寝を挟みつつも、夜は夜で寝る時間が遅くなりがちだから、いつになったら体調が万全になる日を迎えられるのか見当もつかない。

 

参考までに、電気使用量をメモしておこう。
春や秋といった特にエアコンを必要としない時季は、電気代の大半がデスクトップPCで占められることになる。
起きてから寝るまで使っていることが多いから当然ではあるが、たとえば冷蔵庫など常に動いている家電は大したことはない。
全体としては一日あたりPCに2~2.5kWh、その他の家電を合わせて1.2kWh程度ということが、過去のデータで明らかになっている。

さて、それでは夏に突入したここ数日の使用量はというと……おおよそ一日あたり6.5~7.5kWhの範囲で推移していて、エアコンを使っている時間帯と稼働総時間および外気温にもよるけれど、快適な室温を作り出すために3~4kWh近くの電力を消費していることになる。
これが猛暑の日だと、普通に生活しているだけで単純に倍増していることになる上、電気代を取り巻く情勢も相まって単価が上がっているから、やはり平凡に生きるためのコスト増を認識せざるを得なくなっている状況だ。

避暑というわけではないけれど、コスト削減を図るなら一時的に帰省するのは非常に有効な手段かもしれない。
自分のPCを扱えなくなるというデメリットとの天秤ではあるので、長期間というわけにもいかないが、月に数日くらいならアリ寄りのアリというやつだ。

 

体質的に、夏の暑さは冬の寒さほどの苦痛はない。最悪、水分補給さえすればなんとかなるし、汗が出て不愉快になったとしても、身体が震えて動かなくなるよりはマシというものだ。
それでも、暑すぎる日は寒さとは別の方向性で余計な体力を奪われる。そもそも体力の絶対量が少ないわけだから、極端な気温には本質的に弱い。
寝る時間も起きる時間も、予定や体内時計から大幅にずらされて、気づかぬうちに「不調」が「絶不調」へと変化する可能性もある。
ゲームみたいに、どこかでわかりやすく調子アップイベントが起これば気楽なのだが、現実は工夫したり努力しないと下がる一方なので、本当につらい。
相変わらず思うのは、私の肉体は健全な生命体に不向きだということだ。この人間適性の低さは、どうにか改善できないものだろうか。