K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

食事と運動の改革

体力向上を目指して、食事量の増加と定期的な運動の習慣を身につけようと試行錯誤しているのだが、こういうのは長期的に継続していかないと見た目にも数字にも成果が表れてこないから、気が遠くなる思いだ。
そもそも食事に関しては、頑張ったところで一般人の平均には及ばない。筋肉量の低下により基礎代謝が落ちている関係で、平均を目指す必要はないとはいえ、エネルギー不足で寝てばかりの生活には飽き飽きしているから、改善したい気持ちは強い。

 

昨年は五月から十月までの半年弱くらいの期間、週に数回の運動を実施していた。
超ハイペースなウォーキング……走っている時と変わらないくらいに心拍数が上がり、息が切れるギリギリのラインで決まったルートを歩く運動なのだが、有酸素運動による脂肪の燃焼と脚の筋肉維持が期待できるため、痩せているなりに体力を落とさない身体作りが可能となっていた。
止めてしまった理由は、ワクチン接種のためにしばらく激しい運動を控えなければならなかったからなのだが、一度この手の習慣を中断させてしまうと、復帰するためには莫大な精神的エネルギーを要することになる。
当時、徐々に寒くなってきたこともあって、思ったように身体が動かなくなってしまったのだ。

ここにきて、ようやく健康意識が増してきたので、近いうちに散歩を再開しようと考えている。
少し気になるのは夏の真っ只中という点で、日中はもちろん暑くて運動どころの話ではない。あまりにも暑いと、せっかくの気分が殺されてしまう可能性が高まるのだ。
時間は夜か早朝、相対的に涼しくなるタイミングの予定だが、この季節の悩みどころというと、虫の存在が大きい。
散歩ルートの一部が、多くの木が茂る通りになっているのだけれど……特に夜間は虫に襲われるかもしれないという恐怖心が私を躊躇させるのだ。
昨年、林道を抜けたところで身体に虫が止まっていて、強烈な虫の鳴き声が耳元に響くという悲劇が起こった。基本的に虫が苦手な私には、非常にショッキングな出来事だったと言っていい。
日の出の前後くらいの、少し明るくなってくる時間帯がベストなのだが、生活リズムの都合で毎回そのタイミングというわけにもいかない。
散歩ルートを変更するという手もあるけれど、慣れた道のほうが余計なことを考える必要がなく無意識に歩けるため、あまり気が進まない。
まぁとりあえずは、早く動ける元気を出せるようになって、散歩を再開することが優先だ。

 

食事については、食べたら食べたで眠くなりがちだし、食べなかったらそれはそれで頭に栄養が行き届かず眠くなるし、本当に良いことがない。
栄養不足という観点で考えると、年齢不相応に白髪が増えてきたところから、特にビタミンBが足りていないようなのだが、これを食事で補うとなると食事そのもののコストから変えていく必要があって、やや厳しさを感じる。
炭水化物、たんぱく質、脂質など全般的に不足している事実もあるが、これらは意識的に食事量を増やすことで補いやすい。一方で、ビタミンなどは食材からの話なので、食事量の問題でないことが多いのだ。

というわけで、仕方ないからサプリを飲むことにした。
あらゆる食事をカットできるように、必要な全栄養が詰まった完璧なサプリメントが開発されれば飛びつくというのに、現状ではピンポイントの用途でしか出番がない。
食事というものが生きるための喜びでもなんでもない私のような存在は、いったいどれだけ少数派なのだろう。