K's Graffiti

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キャンサー杯2022結果

ウマ娘の対人イベント「キャンサー杯」の決勝戦が7/19に行われた。
条件は昨年のレオ杯と同じコースである阪神2200で、異なる点はバ場と天気くらいのものだが、やはり先月と同様に育成環境が一年前とは大きく変わっているため、キャラクターの使用率であったりウマの完成度であったり、あらゆる面で昨年との違いを感じた。
ただ、これは現実の宝塚記念と似ている部分でもあるが、唯一の変わらない傾向として、このコースは逃げ先行がとにかく強い。後ろの脚質で安定して勝つのは、非常に難しかったものと思われる。

 

まずは画像にて、結果から。

結果

実は、中距離のチャンミで勝てたのは昨年のレオ杯以来だった。
私がこれまでに敗北を喫した大会はすべて中距離での開催であり、スコーピオ杯、アリエス杯、二度目のタウラス杯、といずれも格下に対して理不尽な乱数負け、下振れを食らっての負けだったものだから、今回も同じように低確率の負け筋を引いてしまうのではないかと、やや苦手意識を持ちながらのチャレンジではあった。

しかし、チャンミが二年目に突入してから育成へのモチベーションは下がりつつあり、絶対に負けたくないという情熱を糧に無限育成というわけにもいかなかったので、なるべく省エネで勝てたらいいなぁくらいの気持ちでプラチナを狙っていた。
先月は育成に費やす時間を短縮しつつ、どうにか勝ちきることができたので、その成功パターンを今回も踏襲できたら幸いという考えで……もし負けても本気で取り組んでいたわけではないからと、諦められるように言い訳を用意する目的もある。

どこまで突き詰めても運が絡むゲームであり、特に阪神は下り坂モードという運ゲー要素マシマシの舞台であるから、努力して育成したところで相手が上振れて自分が下振れたら、あっさり負けてしまうのだ。
まぁ幸い、二か月連続で上手くいっているので、今後も入れ込みすぎないこのスタイルで続けていくことになるだろう。


以下、キャンサー杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:オグリキャップ(クリスマス)

オグリキャップ(クリスマス)

私は、このウマがあまり好きではない。
毎回、強いから使いたいという人も少なくないとは思うけれど、中距離以外では中途半端な性能だし、固有スキルが噛み合っている中距離にしても約20%の確率で何もできず沈むという欠点を持っているから、どうにも信用できないのだ。
実際、アリエス杯では圧倒的な仕上がり具合に反して、本番ではスキル不発により能力を十全に発揮することなく負けたわけで、期待値的に強いから仕方なく使いはするものの、エースという考え方はあまりしたくないキャラクターだと思っている。

予選では調子の振れ幅の分、複勝率が80%を下回ってしまったし、決勝では働いてくれたけれど、全体的な印象としてはクリオグリよりも逃げのほうが安定して強いチャンミだったように感じる。

 

二枠目:マルゼンスキー(水着)

マルゼンスキー(水着)

水マルでプラチナを取ったのは、これで三度目になる。
怪物的な成長率によるステータスの仕上がりやすさと、ポジキープ解除後に中盤で発動する固有スキルの強力さなど、逃げ環境では欠点の少ないトップTierに君臨するキャラクターであり、所持しているトレーナーにとって、この一年間の出走回数はオグリに並んで多かったに違いない。
最終的な戦績はクリオグリとトントンといったところだが、どこからでも飛んでくるクリオグリと、先頭争いに負けた時点で脱落しがちな逃げとでは、数字から受ける印象がまったく異なる。昨今の競り合いが苛烈な逃げにおいて、これだけの安定感を出せるという時点で、相当な強さを誇るウマであるのは疑いようもない。

今回、目標のステータスがおおよそ1200/700/1200/700/1200だったので、それにほぼ近い数字で完成したこの水マルは芸術点が高い。
地固め継承の問題があるから育成難易度はそれなりだが、今後もお世話になる可能性は非常に高いだろう。

 

三枠目:ミホノブルボン(バレンタイン)

ミホノブルボン(バレンタイン)

覚醒スキルが充実していて固有スキルも回復付きの中盤速度と強力であることから、四大会連続にして五回目の決勝採用なのだが、いまいち勝ちきれていないウマでもある。
今回も完成度自体は水マルと大差ないというのに、全体の戦績はやや下回った。
いつか勝たせてやりたいとは思いつつ、いつも他にもっと強力なメンバーがいるから、どうしても難しさを感じる。

逃げは序盤のハナ取りが重要なのだが、スタートと同時に発動する加速スキルにおいて、チョコボンと他の逃げとの間には、先手必勝と先駆けの差が生じることになる。先手必勝をくれるサポートがブルボンというあたり上手くバランスが取れているとは思うけれど、この微妙な差が与える影響は決して少なくないのだろう。
それでも、脱出術など中盤に速度スキルをちゃんと吐いてリードを稼いでくれたら、危なげなく勝てるウマだった。強くてかわいいので、これからも積極的に使っていきたい。

 

その他:ミホノブルボン(バレンタイン)②

ミホノブルボン(バレンタイン)②

パッと見の仕上がり具合に大きな差がなかったため、決勝に出した個体と半々ずつ出走させて戦績を比較してみた。
賢さが高い分、こちらのほうが強い気がしていたのだけれど、スタミナ根性が低いためフルスパートできないレースがあったかもしれない。緑が少なくて地固め発動率が劣っているから、そのあたりが戦績に影響した可能性もある。

決勝の個体はスキル数が多いものの、キラーチューン落としのため中盤速度スキル自体は同じくらいのはずなのだが、基本的に格下が相手のチャンミ予選では安定性を重視したほうが良いということなのだろう。

 

決勝レースは、逃げ2先行1差し1追込5という脚質分布だった。
なんとも極端な……というより、前の脚質を使っているのは私だけという、予選でも滅多に見ないであろうマッチングだ。相手の強力な逃げに負ける線がないのは喜ばしいものの、後方脚質の加速スキルが複数直撃する可能性が高く、嫌な負け筋が頭に思い浮かんだ。
相手の編成は、一人がスイープ・ヒシアマ姐さん・グラス、もう一人がゴルシ・シャカール・タイシン、と愛が感じられるメンバーとなっていて、決勝にしては珍しくキャラ被りなしというレースになった。

レース展開は、私の水マルとチョコボンが順調に競り合ってバ群を伸ばしていき、クリオグリも悪くない位置で追走できていた。前に自分のウマが固まっている状況というのは、このコースでは悪くない。
中盤は、やはり水マルが先手を取って、そのまま固有スキルで突き放す形となる。後ろとのバ身差は、終盤の入口付近で完全にセーフティーリードとは言えないものであったが、しっかりアンスキを出していって、さらに突き放す。
一方、二番手にいたチョコボンは幸運にも一番星を直撃させ、水マルから引き離されない位置をキープしつつ最終コーナーを回った。その少し後ろからはクリオグリがミラクルランを発動し、着実に距離を詰めてくる。
最終直線に入った段階で水マルが一人抜け出し、二番手をチョコボンとクリオグリが追い比べながら追走する完勝態勢となった。
運次第では別の結果もあったのかもしれないけれど、相手の差し追込は加速スキルが満足に出なかったようで、まったく私のウマに追いすがることができていなかった。まぁそもそも格下とはいえ、こういうメンツを相手に「厨パ」で圧勝するのは少しだけ申し訳なく思う。
着差は1バ身、3/4バ身、5バ身ということで、差が出やすい長距離のピスケス杯以来となる123フィニッシュだった。

着順

 

予選勝率は80戦72勝の90%という結果で、歴代の中でも上位に入る安定感だった。
内訳は、
ラウンド1が38勝(予選1日目18勝、予選2日目20勝)
ラウンド2が34勝(予選3日目17勝、予選4日目17勝)
となっていて、負けの大半は自分と相手のクリオグリの位置取りで決まったようなものだった。記憶が正しければ、相手の逃げに負けたレースはなかったと思う。


今回も参考までに、各ウマの枠ごとの成績を出したので貼っておく。
ウマは連対率まで、全体は複勝率まで載せている。

枠成績

せっかく外枠得意を取っているのに、全体的に真ん中よりも内側に寄りすぎという不満はあるが……逃げに関しては距離ロスが少ないほうが前に行きやすいという傾向が見て取れる。
クリオグリの場合は内側で経済コースを通るか、あるいは揉まれにくい外からのほうが勝ちやすいということだろうか。序盤から中盤にかけて、ブロックされて下がっていく現象を何度か確認したので、早めにウマ好みや直線スキルを出して先行の中で前を取ることが重要だった気がする。

 

さて、来月のレオ杯は条件がまだ発表されていない。先月同様に、数日はオフの期間だ。
昨日はメインストーリーの追加、本日からは新しいタイプのイベントが始まったことだし、しばらくはチャンミを忘れることができる。

しかしまぁ一応、次は中山1200になる可能性が最も高そうなので、ぼちぼち環境予想と因子周回を始めなければならないだろう。
カプリコーン杯と違ってアンスキが有効ではあるが、ニシノ固有も最速発動で強いから先行もやれそうだし、アナボリック直撃の差しにもチャンスがありそう……ということで、編成選択に悩むチャンミになる気がしている。