K's Graffiti

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レオ杯2022準備

今年八月のチャンピオンズミーティング・レオ杯のレギュレーションは、中山・芝・1200m・右回り・夏・晴れ・良バ場、ということで……コースは秋のGⅠスプリンターズステークスそのものだが、開催日程の都合上、夏の短距離レースとなっている。
新潟1000mよりはマシではあるものの、やはり距離が短いほど実力よりも乱数、運の要素が勝敗に大きく関わってくるようになるため、今回は育成を頑張っても勝率に直結しづらく、プラチナ称号を狙う人にとっては厳しい戦いを強いられることになるだろう。

 

前回の短距離は一月のカプリコーン杯だったが、あれは中京コースだったので、中山の今回とは大きく特徴が異なるレースだった。
終盤にコーナーがない前者は、終盤突入直後に加速スキルを安定して発動することが難しかったため、少し遅めに出る「登山者」に頼ったり、単騎逃げの場合のみ最終直線で有効になるスマートファルコンの固有といったトリッキーな戦略が目立っていた。それ以外だと後方脚質の加速ガチャに賭けるくらいしか勝つ方法がなかったのだが、決まったスキルさえ積んでおけばキャラクターに縛られない分、多様性はあったように思う。
一方で後者は終盤にコーナーが存在するため、最速発動の継承加速スキルが強力だ。ただ、短距離の場合は効果時間も比例して短くなるため、たとえば継承した「アンスキ」だけでは十分とは言えず、複数の加速スキルを重ねて発動することが肝要となる。その点、加速ガチャの選択肢が多い脚質が自然と上位になりやすく……ルームマッチの検証によると、ほとんど先行しか勝てないという環境になっているようだ。

とにかく、終盤を最高速度で走れる距離が短いため、速度よりも加速力が重視される。
終盤突入後、より早く最高速度に到達したウマが最も勝利に近づく、と言い換えてもいいだろう。そのためには、中盤に好位を確保し、最終コーナーから直線にかけて効率よく加速スキルを吐き出す必要がある。
序盤中盤の速度スキルと、終盤の加速スキル……これまでやってきたウマ娘の基本そのものではあるのだが、スタートしてから中盤にかけての位置取りには、スキルの有無以上に乱数の判定が大きく関与してくるため、予選開始前の感覚としては、安定して勝つことが非常に難しいチャンミという印象を持っている。
距離が短いことの最大の特徴は、最初に決まった隊列を覆しにくいところにあるのだ。

ひどい運ゲーだと嘆きたくなる気持ちを抑えて、勝てるウマを育てなければならない。
予想の範疇ではあったが、私は短距離という発表があった際に、今月はあまり頑張りすぎないようにしようと思った。だって、対策しようもない展開負けの確率が、おそらく過去最大なのだから。
先週、所用のためほとんど育成時間を確保できなかったこともあり、まだ一人も走らせられるメンバーを完成させていない。
とりあえず妥協でもいいから作っておかないと参加権すら得られないのが困ったところだが、短距離は開催回数が少ないため使えそうな因子に乏しく、準備せずに強い個体をポンポン作れるわけがないのだ。
省エネで挑もうと思っても、どうしたって一定の因子周回を強いられる。

 

今のところの想定メンバーは、手間を考慮すると、短距離改造した通常オグリ、ニシノフラワータイキシャトルあたりが有力だ。
いずれも先行で、継承スキルはそれぞれ互いに親にする形が望ましい。本育成はレンタルのみで、スタミナ以外1200を狙う根性育成となるだろう。
考えただけで面倒が多い。そもそも私はタイキシャトルをガチャから入手できていないから、ピースによって解放するしかないのだが、そうすると星4にするための才能開花に女神像をとんでもなく持っていかれるし、あまり気が進まない。今や主流となっている根性育成は苦手としているし、こんなモチベーションでAグループの決勝に進出できるのか、かなり怪しくなってきている。

とはいえ、新グループサポカ「玉座」の登場によってステータス自体はそれなりの数字を安定して出せるようになったから、どちらかと言えば「ウマ好み」や「下り坂巧者」および、距離ないし芝の因子継承に祈りを捧げる形になるとは思う。
まぁそれらも勝ちやすくする手段の一つに過ぎず、乱数によっては何も積んでいないウマが平然と勝つこともあるわけで、妥協点をどこに置くかは各トレーナーの熱量次第といったところだろう。

 

余談だが、先日とあるレース場のデータが内部的に追加されたことを知った。
秋のチャンミで走ることになるのか微妙なところではあるが、いずれ自由に遊べるようになるかと思うと今後の楽しみが増えた感じがして、若干ながらモチベーションが回復した気がする。