K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

日記すら書けない

調子が悪い。
まぁ何をもって調子の好不調を判断するのか……基準は人によって異なるだろうし、同じ人間でも日によって変動する可能性があるから、これはもう当日の気分でしかない。
とにかく言えることは、期待通りに頭が働かないのだ。目の前にある、できれば取り組んでおいたほうがいい、向き合っておいたほうがいい事柄から、なんだか逃げるような姿勢を取ってしまう。
原因は不明だが、極端に処理能力が低下しているということだけは自覚できる。

 

こういう日は、日記を書くことすら自然体では行えない。どうやら思考というものが明瞭な形にならず、言語化しようとしても客観的な情報としてまとまらないのだ。
ただ、必ず達成しなければならないデイリーミッションではあるから、書かないわけにはいかない。しかし、こうなると何を書いていいのかわからず、たった1,000字のノルマすら容易にはクリアできない高い壁に思えてしまうのだから、文章を書くという行為は、実は自分で考えていた以上に高度な作業なのかもしれない……などと、意味のない思考ばかりが浮かんでは消えていく。

それにしても、もう二年半も続けている日課だというのに、テンプレのパターンで一時しのぎすらできないなんて……これは相当に重症かもしれない。
いくら出不精で他人との交流に乏しく、面白いネタが一切ないとはいえ、これほどまでに文章を捻り出すことに苦労するのは本当に久しぶりだと思う。
だって、心から書きたい出来事があるのなら夕方のうちに予約投稿を完了させるくらいなのに、日が暮れて夜が更けて眠くなってきてもなお、文章に向き合えなくなるのだから、本当に終わっている。
自分の中で、何かしらのアウトプットをしようという方向にまったく機運が向かないものだから、日課にもかかわらずどんどん後回しにしてしまうのだ。
記事自体は中身が空でもアップロードされる設定にしているけれど、結果として更新できるのは日付を越えてからとか、ひどい時には今回のように翌朝になってからなんていう、「日記」の役目を果たさないことも最近では珍しくなくなってきている。
それでも抜け番なく続けられているのは、振り返ってみると我ながら凄いことではあるのだが、ひょっとすると転機に立たされているのだろうか。
毎日の更新を諦めてでも、その時間とエネルギーを別の対象に向けるべきだと、無意識に感じているのかもしれない。
なんて、パフォーマンスが上がらないことの言い訳を適当に考えてしまうあたり、まだまだ多少の無理をしてでも続けるべきなのは火を見るよりも明らかなのだが。

 

過去にも何度か、調子が上がらないとか都合がつかないとか、様々な原因によって日記の更新が大幅に遅れたことはあったけれど、ここまで頭が冴えないのは流石に珍しい。
今年に入ってから最も駄目なレベルなのだが……別にとりわけ睡眠不足というわけではなく、むしろしっかり眠れているはずだ。
必ずしも規則正しいとは言えないものの、基本的には身体が満足するまで休眠を取る生活はできている。極端に疲れが蓄積しているという感覚もない。
だからこそ、突然このように身動きが取れなくなることが不思議でならない。
いったい私の身体に、あるいは心に、何が起きているのか。真相が明らかになることはないだろうけれど、とにかく今は数日以内の復調を願うことしかできない。