K's Graffiti

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健康状況

先月に受けた健康診断の結果が郵送されてきたので、軽く所感などを書いておきたい。
一応、参考にしようと昨年に似たような日記を書いていなかったか探したのだけれど、どうやら取り上げるほどでもなかったらしく言及している記事が見当たらなかったので、この一年間の変化についても触れることにする。

 

まず、身長や体重などの当日に判明する情報については、先月の健診日に書いた覚えがある。
確か、個人情報ということで具体的な数字ではなく、昨年比の値を書いていたと思うが、確実に言えることは相変わらずの極端な痩せ型だという事実だった。
今回、送られてきた結果には身体計測だけでなく、骨密度測定の結果や血液検査の結果、そして専用の体重計で計測可能な体組成の各種データが記されている。

まず、体組成の内容に関してだが、筋肉量や推定骨量などは専門家ではないからパッとしないものの、基礎代謝量や体内年齢は直感的にわかりやすいため、ここで取り上げようと思う。
前者は1077kcal、後者は16才となっていた。
基礎代謝量は年齢と身長から算出される基準を大幅に下回っており、体内も同様に若すぎる。
おそらく、私の身体があまりにも軽いせいで、一般的な計算式に当てはめるとバグったような結果になってしまうのではないかと推測する。
身長に対する体重の数字が一般的な想定範囲を逸脱しているがゆえに、あらゆる指標を導き出すために使われる計算方法が正常に働かなくなっているというか……すなわち、私の肉体を一般人と同じ基準で判断することは困難なのではないか、ということだ。
肥満度は-33%を下回るくらいで、おそらく常人からしたら恐るべき状態に違いない数値を叩き出している。
まぁこのあたりの結果は昨年も著しく低い水準だったので、今さら不安になることもないのだけれど、より一層、痩せ方向に肉体が進んでしまったという事実は受け止めなければならないだろう。
このままではきっと、遠くないうちに致命的な健康上の問題に向き合わなくてはならなくなる。

次に気になったのが血液検査の項目で、良い意味で昨年から変化が見られた部分、悪い意味で変わらなかった部分がある。
好転したのは「血液一般」というカテゴリーのMCHCという箇所で、前回の検査では基準値を下回っていて判定がBとなっていた。
それが、今回は基準値内でA判定となったため、一面的には健康を取り戻したと言うことができるだろう。
一方で、肝機能のうちASTという部分が昨年の検査では基準値超えで引っかかっていたのだが、こちらは今年も数字に大差なく、やや高めという結果が出た。
肝機能の以上を示す指標は他にも複数あるため、一概にASTのみで肝臓に異常ということにはならないと思うのだけれど、要経過観察ということで、こちらはC評価となっている。
調べてみると、ASTの場合は肝臓以外に筋肉や血液の異常でも数値が変動するようだ。勝手な推測をすると、あまりにも私が虚弱で筋力に乏しい肉体であるために、ちょっと動いただけで全身の筋肉がダメージを受けてしまうというのが自分の中では有力な説に思える。
実際、健診日は週末だったのだが、週中には運動不足解消の名目で激しいウォーキングを実施していたので、当日までに筋肉が回復しきっていなかった可能性は十分にある。
通常は二、三日もあれば問題ないようだが、そこは私の身体が運動慣れしていない分ということで……基準値超えとはいえ極端な異常値というほどでもないし、診断の通りに経過観察で大丈夫だろう。

他に目についたのは、脂質の項目だ。
これは前回も特に以上なしだったのだが、コスパを重視しすぎた食生活を続けた結果、なぜか驚くほど良好な数字に変化している。
暴飲暴食によって悪化しやすい代表的な箇所だろうから、この結果自体は不思議ではないものの、血液が比較サラサラだと客観的な数字で認識できるのは嬉しいものだ。
いわゆる善玉コレステロールと悪玉コレステロールについて、前者がHDL、後者がLDLというアルファベットで示されていて、LDL/HDLが1.5未満であれば健康的らしい。
私の結果は、昨年が0.972だったのだけれど、今年が0.906という具合にHDLの割合が増加しているため、血管の健康状態は極めて良好と言えそうだ。
そして中性脂肪は昨年比で67.4%まで減少していて、こちらも特別なことを意識していないのだけれど、意味がわからないくらい良化している。
そもそも食事の機会が少なく、脂質の多い不健康なものは滅多に口にしないのだから、当然と言えば当然かもしれないが……心当たりが一切ないというわけでもない。きっと、魚の代わりに摂取しているフィッシュオイルのサプリメントが効いているのだろう。

 

まだ十分に若者と言える年齢なのだから、そもそも異常なしのほうが普通ということは認識しておかなければならない。
その上で、私の身体において問題を指摘するのであれば、痩せすぎであるという点が目立つだけなのだ。
ちゃんと食べる習慣を作っていけば指摘事項は徐々に解消されていくとは思うけれど、食べないで済むような肉体になってしまっているから、たとえば一日三食なんていう芸当を急に始めようとしても、いきなりは無理だと思う。
そして、仮に頑張って食事を摂るようになったら、逆に血液検査で判明する体内状況が悪化するというリスクは抱えることになるだろう。いずれも健康の範囲内にバランス良く持っていくのは、かなり難易度が高そうだ。

最後に、忘れていた骨密度測定の結果について言及しておこう。
骨密度なんて急激に変えられるものではないと思うのだけれど、このままでは、どうやら私は長く生きられないかもしれない。
というのも、現時点で既に70歳の平均くらいの値になっているからだ。
昨年はギリギリのところで「まだ心配する必要はない」といった判定だったのだが、今年は「要改善」という結果になってしまった。
結局、これも改善の近道は健康的で規則正しい食事と運動の習慣化だろうから、やはり私は生命体に不向きな性格なのだろう。
これまでの人生で骨折したことはないのだけれど、これだけ貧弱な骨で身体を支えていると思うと、むしろ幸運だったのかもしれない。