世間はすっかり冬模様、ということで今年の競馬も終盤に差しかかり、いよいよ有馬記念のことを考えなければならない時期に直面している。
先週のジャパンカップはメンバー云々と文句が付けられてはいたけれど、いざ終わってみれば非常に面白いレースだった。そしてなんだか、秋の盛り上がりが幕を閉じたようで寂しくも感じる。
ここから年末に向けてはダートや若駒のＧⅠが続くため、少し気を抜く形で競馬を楽しむことになるだろう。
先に書いてしまうが、本命はテーオーケインズ以外にはありえない。
データ派はもちろんのこと、穴党でさえこの馬の存在を無視することは不可能なくらい、出走メンバーの中では抜けていると言わざるを得ないのだ。
芝の上位は混沌としている一方で、ダート路線は確実にテーオーケインズが横綱格として君臨している状況だから、まず間違いなく馬券の軸にするべきだろうし、実際1倍台に見合うパフォーマンスは見せてくれるだろうと誰もが思っているはずだ。
まぁ他のメンバーが、せいぜい関脇くらいという状況も、テーオーケインズの圧倒的な人気を後押しする要因になっていそうではある。
競馬だから、展開次第では必ずしも強い馬が勝ちきれるとは限らないとはいえ、真っ向からぶつかってテーオーケインズを上回る走りをできる馬がいるのかどうか……今のところは、どうしたって2着3着を探すゲームにしかならないような気がしている。
1⃣枠①番 グロリアムンディ
1⃣枠②番 サンライズホープ
2⃣枠③番 ハピ
2⃣枠④番 スマッシングハーツ
3⃣枠⑤番 ジュンライトボルト
3⃣枠⑥番 レッドガラン
4⃣枠⑦番 オーヴェルニュ
4⃣枠⑧番 サンライズノヴァ
5⃣枠⑨番 ノットゥルノ
5⃣枠⑩番 クラウンプライド
6⃣枠⑪番 バーデンヴァイラー
6⃣枠⑫番 テーオーケインズ
7⃣枠⑬番 シャマル
7⃣枠⑭番 タガノビューティー
8⃣枠⑮番 サクラアリュール
8⃣枠⑯番 レッドソルダード
テーオーケインズを除いた上位人気の中から、私が買いたいと思っている馬を挙げていく。
あまり意味はないようだけれど、テーオーケインズを含まずに評価した印も置いておこう。
◎ジュンライトボルト
◯クラウンプライド
▲グロリアムンディ
△シャマル
△ノットゥルノ
△バーデンヴァイラー
オッズがオッズだけに、手を広げすぎても大変だから絞っていきたいという気持ちが強く、おそらく最終的な買い目の候補になるであろう6頭となった。
ジュンライトボルトは鞍上の経験値が不安要素ではあるものの、芝からダートに転向してからは強いレースを続けており、ヴェラアズールと舞台は真逆だけれど似たような印象を受ける。
どうにも押し出された人気馬という感覚は否めないし、凡走しても仕方ないと思ってはいるから、◎ではあるものの印ほど強く見てはいない。
良馬場のシリウスSを勝っているようにコース適性はあるし、人気になりすぎないようなら……と狙っていたのだが、これを書いている現在で2人気想定ということで、軸にはしづらくなってしまった。
当日まで情報を精査して臨みたい。
クラウンプライドは3歳馬の一角にして、海外での勝利と貴重経験、そして地方での実績ということで珍しい戦歴をしている。
前走のJBCクラシックでは完璧なレース運びをして出来が不十分と思われるテーオーケインズに負けているため、格付けは済んでいるという認識が普通だろうが、3歳馬ということで成長や上積みを期待したいし、先行して粘る競馬がハマれば馬券内に入る実力は持っていると判断した。
あとは、最近どうにも不調の福永先生次第なところはあるけれど……ダートなら関係ないような気もするので、特に騎手で消しという考えはない。
グロリアムンディは普通に実力上位だと思ったから買いたいし、鞍上ムーアなのも好材料だろう。
宝塚記念に出走したのは今でも謎だけれど、ダートでは強い競馬をしているし、何よりアンタレスSで先行して連対している意味は大きい。差し有利な展開で前残りできるのは強い証拠、ということで評価している。
最内枠と休み明けなのは気になるところだが、そこはムーア様の神騎乗を祈るとして……どちらにせよテーオーケインズがいる以上は軸にならないから、あまり関係ない気もしている。
ノットゥルノはJDDで勝っているから、世代の中では上位になると思うし、武豊に戻るためパフォーマンスに関して心配はしていない。
あとは他との能力比較になるけれど、そこはやってみなければわからない。
好走しても凡走しても「知っていた」になりそうな馬は、とりあえず買っておきたい。
やや人気薄なところでバーデンヴァイラーとシャマルだが、前者は馬群に揉まれるとやる気を失くすタイプなので、外寄りの枠から上手く運べば好走するだけのポテンシャルはあるだろうという判断だ。外国人騎手を優先的に評価したい最近の流れの中では、鞍上レーンというだけで買い要素にはなるだろう。
後者は距離不安があるものの、かつて似たようなローテから好走した馬もいるようだし、そこさえ大丈夫なら突き抜ける末脚は持っている。不調気味の川田騎手に乗り替わりという点は、あまり支持したいと思わないが。
馬の予想よりも、どうやって馬券を買うかが最も悩ましい気がしていて、いつものように3連複でもいいのだが当たったところで感が拭えず、馬単馬連は買う意味なし、3連単は頭固定なので実質的に馬単を狙うことになる。
万が一のケースを想定してテーオーケインズ抜きの3連複も考えたけれど、強い馬の強い走りを見たい私としては気が進まない。
テーオーケインズ以外でワイドという手もあるが、かなり絞らないといけないし、結局のところ安くても3連複頼りになりそうな気がしてならない。
一応、以下の買い方から調整していくつもりで考えている。
■3連単 フォーメーション（15点）
⑫➝①⑤⑩➝①⑤⑨⑩⑪⑬
■3連複 フォーメーション（12点）
⑫－①⑤⑩－①⑤⑨⑩⑪⑬
