K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

無理と回復

身体の問題は何もかも睡眠が解決してくれる。
一昨日から昨日にかけての非常に無理のあるチャレンジを経て、私の身体は慢性的な疲労感と睡眠不足という大きなデバフを受けたような状態になってしまっていたが、今日は誰にも邪魔されることなく満足いくまで眠ることができたため、今年最大とも言える消耗の大部分を回復することに成功した。

 

就寝時間と起床時間の間隔的な都合により、昨夜は万全ではないにもかかわらず眠ることができなかった。起きたのが夕方だったわけだから、要するに半日で昼夜逆転を身体に強制してしまった形になる。
これを元に戻すには、大して眠くもないのに何時間も寝続けるか、再び眠気に抗いながら半日を過ごすしかない。昨日の今日でそれは身体への負担が大きすぎるため、ここは生理的な欲求に従って起きているしかなかった。

ただ睡眠が足りていないだけだと勘違いしていたが、実際には全身が筋肉痛になっている。月曜と火曜は、個人的な尺度で言うと数か月分くらいの運動量を記録していたため、とにかく寝不足以外に、シンプルな疲労が溜まっているのだ。
だから、ちょっと眠ったくらいでは全快には程遠い。仮に脳の働きが戻ったとしても、まだまだ身体は重いままで、まともな一日の活動に耐えられるだけの元気を確保できているとは思えなかった。
結局は、眠気の解消というだけでなく、根本的な体力の回復が終わるまでは、過度な活動の反動は続いていることになる。

午前中、細かい時刻は覚えていないけれど、おそらく9時から10時の間くらいだったろうか、ちょうどいいくらいの眠気を感じたので横になった。
前日にはこの状態から半日近く頑張っていたわけだから、正気の沙汰ではない。
どれだけ眠るべきか深く考えていなかったので、とりあえず暗くならないくらいの時間帯、16時前後に起きられればいいと思って、目覚ましアラームを設定した。
特に用事があるわけではないため、眠りに満足していなかったら無視しても構わないという気持ちは持ちつつ……意識が飛ぶまでは数分もかからなかったように思う。本当に疲れていたのだろう。

一応、途中で目を覚ました記憶はあるのだが、まったく起きようとしなかった気がする。耳元で鳴るアラームを瞬時に停止させてから、普段なら起きるか眠り続けるか思案するのだが、今日は思考の介入する余地はなかった。
一瞬で二度寝に突入して、今度は睡眠欲が完全に満たされるまで惰眠を貪ることになった。
そして次に起き上がったのは、20時を過ぎたところだった。

 

先週末から身体に無理を強いてきたから、このところずっと体調が良好とは言えなかったけれど、外出予定のために気を張って、その具合の悪さから目を背けるような形で数日間を過ごしていた。
帰ってきてからも素直に眠るわけにはいかない事情を抱えて、反動は膨らむ一方で……きっと何日か寿命が縮んだことだろう。
ただ、それも10時間ほどの熟睡によって一気に解消された。感覚的な話だ。数値化すれば、何か大事なものを失っているかもしれない。しかし、主観的にはすっかり状態は万全に近づいたと言えるレベルだ。

問題があるとすれば、昼に寝て夜に起きるという独特のリズムに適合してしまったばかりに、週末にはまた苦しむ羽目になりそうなところで……土曜には午前中から予定が入っているため、今夜から明日の夜にかけて、どうにか睡眠と体調のバランスを調整する必要がある。
どうせ普段から週末には競馬を見るために多少の無理をしているわけだし、今さら感はあるのだが、今度の予定も個人で完結するわけではなく、他人とのコミュニケーションが発生するわけだから、絶不調のまま臨みたくはないのだ。
上にも書いたように方法は二択だが、今夜は眠れるわけがないため、明日の夜になるまで頑張って起きていることになるだろう。
明日の日記は、少しばかり早めに書いたほうがいいかもしれない。