K's Graffiti

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意味のない因子周回

先日からゲームの新たな試みとして始まり、そろそろ終わりを迎えそうなウマ娘のイベント「アグネスタキオンの因子研究」だが、このままでは何も成果を得られないまま、せっかくの機会を無駄にしてしまいそうだ。
ユーザーの中には、今後ずっと使い続けられそうな有用因子の生成に成功している人もいるのだろう。しかし、私は当たりを引くことができない。あまりにも不公平ではないだろうか。

 

先週は外出の用事が重なってゲームを遊ぶ時間をほとんど確保できなかったため、このイベント期間における周回数というのは大したものではない。
試行回数が足りていないのだから文句を言う筋合いはない……確かに、そうかもしれない。
しかしながら、私は絶望しているのだ。何しろこのイベントは以前に育てた殿堂入りウマ娘の因子を強化できるわけだから、別にこの短期間に頑張る必要はない。過去のどこかで何かしらの当たりを引けていたら、それでよかったのだ。
それなのに……どうして、こんなに使い道のない因子しか手元にないのだろう。
チャンミごとに妥協の親因子を作り続けるウマ娘生活だったわけだけれど、満足のいく親を使えることなんて滅多になかった。せっかく因子の検索機能が強化されたというのに、殿堂入り一覧から探してみると何も出てこない。つまり、今回のイベントでわざわざ強化するほどの因子を、ほとんど持っていないということになる。

育成回数は3000回台の後半に突入しているというのに、1000回にも満たない人に負けていることも珍しくない。
まぁ結局は確率の問題なので、運に恵まれていれば苦労しないし、ツキに見放されていたら理論的には死ぬまで狙ったものを出せない可能性だってある。
今のところはハズレを引き続けている。だから、そのうち神因子の爆誕に巡り会えても不思議ではない……そうしてポジティブに捉えられないこともない。そんな風に半ば期待、半ば諦めの気持ちで虚無因子周回にエネルギーを注いでいるものの、今のところは幸せになれる気配は感じられていない。

 

ちなみに、直近で求められる要素が長距離の、スタミナかパワーか賢さ、そして登山家や垂れウマ回避などの白因子……これらが揃ってようやく積極的に使いたくなるレベルだ。
今回のイベントで、これらを完備している因子を自前で持っている人が増えてしまっただろうから、逆に言えば下振れしか引けない私は基礎的な領域でディスアドバンテージを背負う羽目になる。
多少の欠損なら育成の上振れで捲れるとはいえ、育成の試行回数が増えるほど因子の強さが響いてくるわけだから、やはり貧弱な因子環境については嘆くしかないだろう。

キャラクターやサポートカードという課金要素で差が生まれるのなら理解はできるが、時間を費やす育成回数という指標において、それを下回る人間に平気で負けてしまうシステムには、今さらながら不満を抱かざるを得ない。
まぁこんなことを言いながら、そこそこの因子が出たら掌を返す準備はできているわけで、悪いのはゲームというよりは私自身に設定された生まれつきの運なのかもしれない。