K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

記録をつけてしまう癖

話題の連ちゃんパパとやらを読んでみた。
話題になっているコンテンツは性格的に避ける傾向にあるんだけど、まあ普通に面白かった。やっぱり先入観は悪いもの。
若干の古臭さを感じたものの、あまり気にならずに読めた。いつの時代もクズの性質は普遍的だ。それから、境遇にかかわらず子供ってかわいいものなんだなと。

 

先日、読書について少し書いたけれど、相変わらず読むのが遅いので作業の合間に読み進めて三日もかかった。漫画は普通の単行本だと、いつも一冊にだいたい30分から1時間くらいかかる。この漫画はかなり読みやすいほうだから、速い人なら一日でサクッと読み終わりそう。
ちなみに、コナンやデスノート級になると軽く1時間を超えてくる。なおブリーチは20分かからない模様。

 

本日の絵

20200516

制服の練習。セーラー服って適当に描いてもかわいくなるからずるい。

 

 

昔から、見たアニメをExcelファイルに記録している。タイトルだけではなくて、各話別に。しかも点数つきで。四半期ごとに区切って、タイトル列と、1話から13話までの列、最後に合計と平均の列がある。視聴を終えるたびに、該当のセルに数字を加えていくのだ。
これの何がいいって、まず各アニメ何話まで視聴済みなのかが、一目でわかる。何話まで見てたっけ、とか、神回って何話だったっけ、という悩みがなくなる。しばらく年月が経ってから、このクールではこのアニメが一番面白かったんだなと振り返ることもできる。

点数をつけると言っても、見終わったときにどれくらい満たされることができていたか、という満足度が基準となっているから、まさに主観極まるものなのだけれど。
だいたいこれくらい満足していれば何点、というのが大まかに自分の中で決まっていて、それより高いか低いかで決定している。
正直なところ、世間的な評価とはズレていることが多く、また自身の気分や調子で基準が揺らぎまくるので、あまりアテにならないのだが、まあこれも自己満足の一種と言えるのではないかな。

 

分析をするのが結構好きなので、Excelシート上では偏差値も出している。
記録を始めた当初はバラツキが多かったのだが、ここ数年は偏差値50付近が大半を占めていて、平均点は右肩上がりに近い傾向を示している。結果として、たまに偏差値50台後半は出るけれど、40台前半はほとんどないという感じになった。昔は30台や60台になることもあったが、ここ数年出ていない。

ふと思う。アニメを見て心を揺さぶられるという経験が、以前よりも減っているのだろうか、と。
感性が鈍化したのかもしれないし、あるいはアニメの質の低下……いや平均点は上がっているのだから全体的に楽しめるものは増えている。
すると、目が肥えてしまって飛び抜けた評価をしづらくなっている、かつ、アニメの質は上がっているが他の追随を許さないような圧倒的大作が生まれにくくなっている、という可能性について考察してみる余地がありそうじゃないか、なんて思ってみたり。

10年近く前は、その年の代表作と言えばこれ! みたいな作品がたくさんあった気がするけれど、最近はなんかあったっけ? という意見を見かけることが多い気がするし、私自身そう感じてしまうことがある。アニメがクリティカルに刺さる層って中高生くらいが多いと思うから、そのあたりの意見がないと懐古厨・老害的思考に陥りそうで、なんかアレだなぁと。

まあ実際のところ、そんな面倒なことを考えながらアニメを見る気はないので、特に深い考察はしないわけだが。記録をつけていると、なにがしかの変化を数字から読み取れるので面白い、という話がしたかった。 

 

近年、配信の増加もあり、円盤の売り上げだけで一喜一憂して作品を判断する時代は終わった。そんなもので盛り上がっていたのは某スレの一部の連中だけ、なのかもしれないが、定期的に話題になっていたし、SHIRO(KURO)BAKO曰く業界人は気にしているものだし、ただの視聴者にとっても参考にはなっていたと思う。

今はTwitterの実況タグ数とかで判断するんだろうか。