K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240504)

物音が絶えない隣の部屋、今日も両親を呼んで何かの作業をしていたようだが、具体的な目的が判明しないため、一方的にストレスを与えられていて非常に落ち着かない連休を過ごしている。そう、連休が悪いのだ。平日なら朝から外に出ているような輩が昼から夜にかけてダラダラと過ごす休日は、常に在宅の私からすると迷惑でしかない。基本的に、普通の人間は隣人に対する意識というものを持たないらしく、自らの発する音に対して慎重かつ敏感でいるためには、私のように神経質でなければならないのだろう。
またインターホンのカメラ越しに隣人の出入りを観察していたのだけれど、期待していたような荷物を運び出す姿ではなく、逆に大型の家具のようなものを搬入する様子が窺えた。期待は一転して絶望に至る。どういうことなのだ。模様替えにも限度があるだろう。さすがに、引っ越しの準備でなければ納得できないくらい煩いぞ。
心中なかなか穏やかではいられないが、どうやら今夜は両親が泊まるようだった。友人を連れ込まれるよりはマシというか、ストレスの一因がガキではなく当人の親である分だけ、音の発生に対しての許容量が幾分か増す感覚はあるのだけれど、これが明日や明後日も続いた場合、はたして私の精神は正常な状態を保っていられるだろうか。まったく自信がない。
騒々しいのは荷物関連だけでなく、半分は掃除に起因している。というのも掃除機の音は極めて大きいため、何をしているのか丸わかりなのだが、これがまた薄い壁を隔てた近距離にいると暴力的に感じられて仕方ないのだ。掃除している側は何が悪いのか理解できないだろう。しかし、掃除機を壁に向けてぶつけるように、ガタガタ、ドンドン、と当ててくるわけだから、やられている側からすると迷惑行為でしかない。明らかにプライベート空間の安寧が損なわれている。これが本当に出ていく前触れであるなら、それが判明しているなら我慢できる。ただ、単なる新たな家具購入と、それに伴う配置転換程度のことであれば、本当に苦しい。
いくら嘆いたところで、こちらからできることは何もない。相談先である管理会社は連休中で機能停止しているうえに、何かしら注意喚起の連絡をお願いしたところで、当の騒音源に両親の行動まで含まれているのだから詰んでいるようなものだ。以前は実家経由で伝えてもらったこともあるけれど、警察への通報以外で最も効果的と思われる手段を封じられてしまっては、どうにもならないだろう。なお、私の性格からして警察を頼ることはありえないため、もはや耐え忍ぶしかなくなっている。まぁ数日のうちに真相は明らかになるはずだ。心から、引っ越しの準備であってほしいと願っている。