K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240506)

唐突な気まぐれにより、現在の生活が根本から変化する可能性のある道へ進み始めた。まだ一切の進展はないため今後どうなるか読めないところは多いが、少なくとも数週間以内には、この頽廃的な日々と別れを告げることになるだろう。
日頃から著しく行動力に欠ける私ではあるけれど、結局のところ自ら動かなければ何も変わらないことは理解していた。今さら、あまりにも遅すぎるかもしれない。普通の感覚を持つ人間なら、数年前の時点で同じ行動に出ていたとしても不思議ではない。しかし、いい加減この毎日にも飽きてきたのだ。正直なところ強い自覚はなかったが、直近の生活と過去の私とを比べて明確に違うところを探してみると、答えはすぐに見つかった。わくわくしない。明日という一日に、まるで期待感を持てない。そんな状態が続いていたから、あらゆる物事へのモチベーションが低下して生命の本質を見失ってしまったに違いないのだ。単純な話だった。
すっかり他人を信用できなくなって久しいため、またしても希望した通りに事が進まないリスクは存在している。ただ、今回は以前のものとは別口の、ある意味では確実性に富んだ相手を選んでいるため、よほど私が大きなミスをして信頼を損ねない限りは、一定の見返りを求めることができると考えている。そもそも数年の間まったくのご無沙汰であり、過度な期待は禁物ではあったのだが、試しに連絡してみたところ意外と感触が悪くなかった。突き返される覚悟を持っていたから、やや拍子抜けしたところはあったものの、なんとか次のステップへ進めそうなところまで意思疎通することに成功した。
まずは会って、これまでの経緯を話して、それからといったところだろう。いくら旧知の仲とはいえ関係性には大きなブランクがあるから、未来の話をするよりも前に、過去について埋めていかなければならない。もちろん、これは半分がビジネスではなく友人関係によるものだから、一方的に情報を与えるばかりではなく、相手からも平等に聞く必要があるだろう。人間、数年も経てば様々な変化が見られるものだ。その点については、むしろ今後に向けての話よりも純粋に楽しみかもしれない。現状はまだ具体的な約束を取り付けるところまでは至っておらず、次の返事を待っている状況だ。安心できるようにまでもうしばらく時間が必要なので、久しぶりに妙な緊張感に包まれながら今年のゴールデンウィークを終えることとなった。