K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240805)

歴史的な一日と言うべきか、株価の異様な下落を眺めていたのだけれど、心に余裕がある場合なかなか楽しめる相場だったと思う。まあ過去形ではなく、これからの数日も目を離せないだろうから、なかなか落ち着くのは難しいかもしれないけれど、個人的には下手に手を出さず静観したい気持ちだ。
この極めて稀な機会に、大損する人もいれば大儲けする人もいるだろう。前者はたいてい、投資初心者やメンタルの弱い人間で、後者は荒れ相場に慣れている人や資金に余裕のある人だろう。大きく落ちたら上がる、というのは当たり前の流れなので、落下中にショート、反発に合わせてロング、とタイミングが噛み合えば大きく利益を得ることができる。ボラティリティが凄まじいため、普段の細かいトレードよりも遥かに効率的に稼げるため、もちろんリスクは存在しているものの、千載一遇のチャンスでもあるのだ。
私も一応、とある銘柄を保有しているため、落ちたら含み益が減る。あるいは含み損に転じる可能性だってあるわけで、必ずしも無関係とは限らない。ただ、冷静に状況を俯瞰できているのは、今のところ売却する気のない現物しか持っていないからだ。どうせ放置していたら上がるわけだし、この短期的な激動に一喜一憂するのは非効率というか、あまりにも馬鹿げている。いや、効率を追求するのではあれば、もちろん下がる前に売ってしまって、落ちてから買い戻すほうが良いのだけれど、トレードすること自体が精神的な負担になるため、可能であれば極力チャートを見ずに済む形を取りたい。売買の回数を増やすほど、負ける確率も上がる。ある程度、安いところで買ってしまったら、後の流れがどうなろうと、目標価格に到達するまでは気絶しているほうが精神衛生上、好ましい。
短期トレードは何をするにしても相場のことが頭から離れず、休まらない。これは経験から学んだ自己防衛の判断だ。性格やメンタルの強弱によっては、むしろ短期型のほうが合っている人もいるだろう。私は疲れてしまって長続きしない自覚があるため、投資に関しては完全に長期目線でしか考えないようになった。仮に、今日のような面白い相場が出現したとしても、チャートに表示する最短は15分足だし、基本的には4時間足と日足を見ていることが多い。大まかに売買するタイミングを検討するだけなら、週足や月足だけでも十分だ。中期目線なら、既に売り時は終わってしまったし、買うとしても相当に下のほうに指値を置くくらいでいいと思っている。方向性を見極めてからだが、長期目線なら売るなら早くても数か月後、おそらく来年のどこかになるのではないかと予想している。銘柄次第ではあるけれど。
急に話は変わるが、卵を床に落とすという致命的なミスをしてしまった。意識が相場に持っていかれている、というよりは単純な寝不足により的確な動作ができなくなっている感じだったけれど、床に飛び散った卵の掃除ほど面倒なこともない。冬ならともかく夏だし、ちゃんと対処しなければ腐敗からの悪臭を招く要因になるため、本当に大変なのだ。栄養価が高いわりには安価で非常に助かる食品ではあるのだけれど、こういう手間を考慮すると、保存食だけで生きていけないものかと考えてしまう。
卵を拭き取った床はアルコール消毒、諸々を洗い流したシンクには熱湯をかけて、雑菌の繁殖を防ぐようにした。ゴミは一時的に冷凍庫へと突っ込んだ。明日になって台所が特に臭いを放っていなければ、私の対応は成功ということになる。数年前にも似たような失態で強烈な異臭問題を起こしてしまったことがあるため、無事に当時の教訓を活かせていることを願う。