K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

一年を占いたくない

新年早々、具合が悪い。
起きてから眠るまでを一日として、一日中ずっと調子がいい日なんてのは一年のうち数回しかないから、ちょっとした具合の悪さは珍しくもなく慣れたものなのだが、今回は風邪の兆候を感じるため嫌な予感がするのだ。
原因はいくつか考えられるけれど……根本的には私自身に問題があるのかもしれない。

 

以前から日記にも何度か書いてきた覚えがあるのだけれど、ここ数か月、実家に帰省すると体調が悪化する傾向にある。
普段、生活している環境ではないからバランスが崩れるのは当然ではあるのだけれど、それにしても以前は長いこと暮らしていた親しみのある家であるわけだから、この環境そのものが私に合っていないとは言いきれない。
しかしながら実際問題、直近数回の帰省においては、自宅から実家へと居場所を移した翌日には明らかに不調を感じられるようになっているので、この場所で生活していた時とは異なる状態になっていることは否定できないだろう。

自宅との大きな違いとしては、床暖房による気温の高さが挙げられる。自宅では電気代節約を意識していることもあって、冬場は身体を震わせなければならない室温になっていることも少なくないため、基本的に空気から熱を感じることはない。
身体を中心に捉えるのであれば、もっと温もりが欲しいと思うのだが、一方で首から上、顔に関して言えば多少は冷えているくらいのほうが過ごしやすい。
寒さをまったく感じられないくらいに暖められた室内では、顔から上にはオーバーなのだ。思考力の低下や眠気を引き起こし、それは必然的に具合の悪さに結びつく。
もちろん身体が冷えるのは不愉快ではあるものの、逆に高温で頭がのぼせてしまうのも愉快なことではない。

それから、妙に埃っぽいというのも大きな要素だ。
いやいや、普段の生活環境だって、滅多に掃除をしていないから埃だらけに違いない……という指摘をする自分もいるのだが、よくよく考えてみると基本的に引きこもりで出入りが少ないため、埃の堆積する速度は普通の感覚で計算してはいけないのだ。
私一人がのんびりと過ごしている空間と、私よりは随分と活動的な複数人が動き回っている実家を比べたら、明らかに後者のほうが空気の巡りが激しく流動的だろう。当然、吸い込むことになる埃の量は個人的な感覚で非日常の領域に突入し、体調を崩す原因となるわけで……あまりにも私が無菌室のような環境で過ごしているから、その弊害とも言える。

結局は適応力次第なところがあるから、おそらく数週間も生活していれば慣れて、すっかる問題なんてなくなるはずだろう。
ただ、そんな長いこと居座るつもりはなく、遅くとも週末までには戻るつもりだから、結果として残るのは、年末年始の帰省で無駄に具合を悪くしたという事実だけになってしまうかもしれない。

 

今日の出来事というと、起きてから正月らしいものを食べて、午後は怠けて、夜も正月らしいものを食べて、終わりだ。
本当に何もなかった。せいぜいスマホiPadでソシャゲの日課を消化したり、YouTubeで特に面白くもない動画を流したりして暇潰しをするくらいで、自宅の慣れたPC環境がないから普段のルーティーンの半分も実行できていない。

このままでは、正月の日記は毎日ネタ不足に困ってしまうだろうから、もう少し時間の使い方を工夫する必要はあるだろう。
行動のリソースが限られているとはいえ、貴重な時間を記録にも記憶にも残らない形で浪費するのは、もったいない。
まずは、明日の朝に風邪らしき症状が悪化していないことを願いたい。