K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

虚しくても時は進む

年末くらいは正常な生活リズムで過ごしたい気持ちがあるのだけれど、なかなか夜中の活動をやめられないため今日も起きたのは午後になってからだった。
内心では掃除をしなければとか、帰省する準備をしなければとか、諸々の考え事は浮かんでいるものの、それを実行できる身体のほうは何もない日常と変わらず怠けがちなため、近づく新年へ備える体制が整っていない。
本当は今日のうちに実家へ戻るつもりだったのだが、起床時間の関係で難しくなり、明日の予定に変更となった。

 

年が明けてからしばらく……具体的に決めてはいなかったけれど、来週末くらいまでは実家に留まろうと思っているから、流石に片付けもせず準備もなしに家を出ることは憚られる。
特に食材の管理は難しい問題で、賞味期限を考慮すると、あまり残しておくわけにはいかない。冷凍やレトルト系に頼ることが多いものの、卵や牛乳といった生モノも日頃から消費しているから、いい加減に放っておくわけにはいかないのだ。
ただでさえ食べる機会や量が一般人よりも少ないというのに、年末ギリギリで消費しきるように調整しなければならないものだから、今回のように睡眠によって予定が狂ってしまうのは致命的だ。昨日から今日にかけて、明らかに栄養が不足しているという自覚がある。

掃除は、ぶっちゃけどうでもいい。「年末だから」と理由を付けて、わざわざ動かなければならないなんて窮屈ではないか。
掃除なんて、やりたいと思った時にすればいい話であって、気が乗らないのにそういう時期だからと無理をするのは、個人的には何か違う。
まぁきっと私には、一般的な感覚が欠如しているのだろう。衛生観念が壊れているのかもしれないが……いずれにせよ過去の経験上、部屋の掃除なんて突発的な気まぐれで実行した場合のみで十分というか、頻繁に実施する必要性を感じていないため、年末であっても気が向かなければ放置していて私の中では問題ないのだ。

現在、最も困っている点と言えば、この日記のネタかもしれない。
明日はどうにか一年の振り返りやら、来年の目標やら、適当に書いていこうと思うけれど、明後日以降は実家にこもりきりだろうし、目立ったイベントもない。
一人きりの自宅であれば、いくら頽廃的な生活であろうとPC環境が整っていて外部からの刺激を受けやすいし、食事云々、睡眠云々、と駄目人間に特有の課題を長々と書くことができるのだが、実家では諸々が矯正されてしまう。
せいぜい、温かい空間と栄養満点の食事に満たされて、より一層の不満のない日々を、虚しく語ることしかできないだろう。

ある意味で楽しみな反面、刺激の乏しさに後ろ向きな気持ちが湧かないこともないような、複雑な気分になる。
年末年始に帰省するということの本当の意味を、一人の生活を始めて初めて知ったような気がする。
かつて、幼い頃の正月に祖父母宅へ訪れた際の親の気持ちに触れたような、ちょっと不思議な感覚だ。