K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

締まらない締め

あっという間に今年も最終日を迎えてしまったけれど、例年と同じように実感が湧かないから、どう過ごしていいものか困っている。
まぁどう過ごすも何も、年末年始なんて大半の人間が実家に帰省して適当に時間を潰すだけなのだから、特に何かをしなければと気負う必要などないわけだが、それにしても今年はとりわけ年末感に乏しく、すっかり自分が時の流れに置いていかれている感が否めないのだ。

 

年内最後の日記ということで、一年の振り返りであったり来年の抱負であったり、それらしい内容を書き連ねていってもいいのだが、正直なところ気が向かない。
世間的には年末かもしれないが、私の気分は普段から変化がないのだから。平日も休日も関係ない、ただの一日なのだ。
日頃から特定のコミュニティに属して、他者とのコミュニケーションを継続的に経験している一般人なら、きっとカレンダーが示す通りの年末感を抱くことはできるのだろう。数年前までの私も、当時は実感がないと言うのが恒例ではあったが、今と比較して回顧してみると確かに年末を強く自覚できていたように思う。

一応、軽く今年の主だった出来事、印象的だった出来事だけ記録しておこう。
まず、年初に掲げた目標がなんであったのか……明確に覚えているわけではないのだけれど、おそらくほとんど達成には至っていないような気がしている。
この日記を途切れさせずに続けるという習慣は維持できたものの、たとえば月末に一か月の成果をまとめた記事を必ず更新しようという試みは早々に頓挫していたし、一昨年の段階から抽象的な形で主張してきたとある大きな目標についても、現状は道半ばで停滞していると言っていい。
少しずつタイムリミットが迫ってきているのは自覚しているけれど、どうにも想定外に心身のバランスの問題で物事が順調に進まず、すっかり窮状に陥ってしまっているのだから、本当に人生というのは難しいものだ。
というわけで、来年に向けた今の気持ちをアウトプットするのであれば、なるべく急ぎで、けれど焦らず、せめて一歩でも前進できればいい……そんな感じの消極的なビジョンを思い描くことしかできない。

その他、ある意味でレギュラー的な記事として更新することが多かった項目としては、競馬とウマ娘を挙げなければならない。
前者は昨日の日記で締めたから詳しく書くつもりはないが、予想して観戦するレースを増やしたことで非常に充実感があった。馬券の買い方に関しては今後も調整が必要だけれど、来年も同じようなスタンスでライフワークの一部に据えていきたい。

ウマ娘については昨年と同じでチャンミへのチャレンジが中心となっていたため、特に目新しさはない。ただ、今年はモチベーションに変化があったので、実のところ来年移行の付き合い方がどうなっているのかは明瞭としない感覚がある。
コンテンツとしての魅力は相変わらず素晴らしいものがある一方で、ゲームの運営方針に関しては様々な意見を目にするように、改善余地がたくさんあると思っている。Cygamesがユーザーの期待に応えてくれるかどうか、過去にリリースされた別ゲーの扱い方を見ていると不安のほうが大きいくらいだけれど、どうにか開発陣にはブームの第二波を生み出すくらいの工夫を願いたいところではある。
まだ明らかになっていない未公開ウマ娘の新規実装は、おそらく一般ユーザーが思っている以上に大規模な形で用意されていることだろう。許可云々の課題はあるものの、コンテンツ寿命を十年単位で見積もっているということは、そういうことなのではないだろうか。
モデリングや育成シナリオの制作に時間を要するのは理解できる。ただ、今の方針のままではユーザー離れを止めることはできないだろう。チャンミ以外のゲーム内コンテンツ拡充には、もう少し危機感とスピード感が欲しいというのが、今のゲームに対する漠然とした本音になる。

 

気が向かないなりに、気が向くままに書いてきたので、結局のところ何が言いたいのかわからなくなってしまった。
日常的に、強い主張をしたい時には随時この場を使って表現しているわけで、ことさら年末に何かを、という気分にはならないようだ。

来年もどうせ、他者との関わりは最低限にも届かないレベルで社会から断絶した生活をする羽目になる公算が高そうだけれど、強いて目指すところを掲げるなら、人並みに承認欲求だとか自己顕示欲だとかを手に入れること……になるだろうか。
あまりにも欲がなさすぎる。これは、人間として長い人生を歩んでいく上で明確なウィークポイントになりかねない。
まだ、きっかけさえあれば熱くなれる燃料を心に抱えているうちに、このアンバランスな性格を改善していきたいのだ。
無理をするつもりはなく、あくまで努力目標ではあるが、気の持ちようで変化は生まれるはずだ。さてはて、どうなるだろうか。