K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240313)

まだ冬を抜けていない寒さを厳しく感じる日々だが、なぜか真夏の夢を見た。夢の記憶が正しければ、それはそれは今年の8/6の出来事で……別に未来予知などとは思わないけれど、こういうタイプの夢が強く印象に残っている目覚めは珍しいものだから、つい書き残しておきたくなった。何をしていたかというと微妙なところで、あれは旅行だったのか、とにかく自宅で普段の生活をしているわけではなかった。時期的にも十分に可能性はあるから妙に説得力のある内容というか、夢の世界に特有の飛躍した展開も少なかったから、場合によっては実際に起きた出来事と混同してしまいそうですらある。
ひとつだけ言えるのは、おそらく私は夏が好きなのだろうということだ。現在進行形で冬に苦しめられているから一層、夏が恋しいのかもしれない。もちろん極端な暑さは体力を奪うものだから、決して自信満々に得意だとアピールできるものではないけれど、あの熱気で全身を包み込んでくれるような夏らしい空気は本質的に大歓迎だ。春と秋も季節として好きなほうではある。ただ、あの季節の変わり目、その終わり際の名状しがたい喪失感のようなものは、夏に特有のものだろう。なぜ、こんな夢を見たのかは謎だが、きっと疲れていたのだろう。寒さで動きが鈍っている現状に不満も抱えているのだろうし、その状態から理想を追求するなら、自然と夏の中にある自分の姿が浮かび上がっても不思議ではない。
そういえば久しぶりに、夜中に外を歩いたのだけれど、全身が震える寒さと圧倒的な花粉に晒されて、すぐにでも体調を崩しそうだと思った。室内の温もりに慣れていると外界はこれほどまでに厳しいのだろうかと、ますます内向的な性質に拍車がかかりそうで困ってしまう。ただでさえ睡眠不足、生活リズムの乱れた状態であったから体力の消耗は大きく、だからこそ数週間ぶりに満足できる眠りを経験できたのかもしれない。結局、よく食べて運動することが人間らしく在るための理想的な姿ということなのだろうか。