K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240201)

確か日記には書いていなかったと思うが、実は昨年末に隣人が退去して空室になっていたのだった。よく話題にしている騒音主ではなく、反対側の住人なので生活上のストレスが著しく減ったわけではないものの、それでも隣から響いてくる生活音の半分が消えるというのは非常に喜ばしいことだった。こちら側の元住人に関して、とりわけ問題にしていたのは化け物じみた盛大な鼾だったので、ここ数週間は睡眠の質が以前よりも上がったように思う。
まぁそんな平和な状況が永遠に続くわけもなく、賃貸住宅なのだから空室になれば新たに入居してくる者が現れるのは必定というものだ。具体的なタイミングは不明なのだが、おそらく水曜日の夕方から住み始めたらしい。昨日は午後に野暮用で夜中まで出かけていたのだけれど、帰ってくると隣の窓から光が漏れていて本当に驚いた。
引っ越し直後は荷解きであったり新たな家具の購入や組み立てであったり、何かと室内作業が発生するもので、多少は音が出るのも仕方ないところがあるから、しばらくは寛大な精神で受け入れるつもりではある。音が響きやすい深夜に騒ぎさえしななければいい。
今のところ年齢は不明で、学生なのか社会人なのかは知らないが、たまたま郵便局員の来訪に対応しているところを壁越しに聞くことができたので、男性であることは確認できた。これが友人を招いて騒ぐタイプなら話は変わってくるけれど、フラットな状態で判断するなら女よりも男のほうが落ち着いているイメージがあり、寛容になれる気がする。もっとも、このイメージというのは反対側のクソ女に引っ張られているところがあるだろう。
まだ新しい隣人の生活スタイルや性格などが把握できていないため、得体の知れない存在への不安感は拭えない。私と同じような性格であることを望むのはかなり難しいことだろうと理解してはいるが、少なくとも隣への配慮ができる常識人であることを願いたい。もし「ハズレ」だった場合は、いよいよストレスに耐えきれなくなって私自身が転居することを現実的に検討しなくてはならなくなる。単純に手間だし、費用面からもそのような選択は今のところ避けたいのだ。