K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231006)

久しぶりに隣人の話なのだが、大学生というのはどうしてこう……身体は大人なのに精神は幼稚なままの人間が多いのだろうか。ああ、厳密に言えば、これは隣人ではなく隣人の隣人、つまり直接的には関係のない者による迷惑について語っているわけだけれど、通路などは全住人の共有スペースのため、騒がしい出入りがあると構造的に聞こえてきてしまうのだ。
何が問題かというと、深夜に友人を連れ込んで酒を飲み、家の内外に音が響く行動を起こしている点だ。私の部屋とを隔てているのは一枚の壁ではなく一室分の空間だからこそ、間接的に聞こえてくる騒音が気に障る程度で済んでいるが、もし隣だったらと想像すると恐ろしくて仕方ない。まぁその隣の住人にもこれまで散々の迷惑を被ってきているため、似たようなものかもしれないが。
先月だったか先々月だったか、隣の隣に新しく越してきた若者は入居初日から落ち着きがなく、ドタバタと出入りが激しい印象だった。あまりにも響いてくる足音がストレスだったので、私の部屋の前を通過する際にインターホン越しに監視してみたところ、おそらく大学生と思われる風貌だったわけだ。
週末、連休前だからと羽目を外すのは幼稚なガキらしくて結構なことだが、遊ぶなら飲み屋やカラオケといった然るべき場所で願いたいものだ。集合住宅のマナーを弁えていない人間が同じ建物の中で平然と生活しているという事実に、つくづく住む場所を間違えたと思わざるを得ない。
実際のところ、私ほど落ち着いている人間も世の中には少ないのだろう。常に平穏と静寂を好み、僅かな雑音にさえ敏感に反応して苦痛を覚えるなんて、冷静に考えたら生きづらさの塊でしかない。きっと「そこそこ煩い」くらいが普通なのであって、だから隣の住人もその隣人による騒音を大して厄介事だとは感じていない可能性がある。こうなったらもう、人のいない田舎に住むくらいしか明確な解決方法はないのかもしれない。