K's Graffiti

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生存記録(20240508)

直前に考えたところで大して的中率が上がるわけでもなく、むしろ一週間前の直感のほうが合っていることも多い気がするため、週末のGⅠに向けては今後、水曜木曜あたりの感覚を重視して予想していこうと思う。というわけで今週はヴィクトリアマイルについてだが、これはもうナミュールを軸にするしかない。2歳の時から注目していて、いよいよ才能が開花したと思われる近走のパフォーマンスを鑑みると、この馬を中心に考えないわけにはいかないだろう。昨年は不利があって結果を残せなかった舞台ではあるし、また同様の不利に見舞われる可能性もあるけれど、メンバーレベルがそれほど高くないことを思うと、普通に回ってくれば連対する確率は最も高いはずだ。
一方で、同じく人気を集めているマスクトディーヴァだが、世代の強さについてとやかく言われることの多い4歳馬ではあるものの、牝馬なので関係ない気もしている。東京新聞杯を抜きにすれば重賞で安定した結果を残しているし、過剰人気という感じはない。すると、予想の方針としては先週と同じように、人気の2頭に加えて残った1枠に何が入るかという形になるだろう。個人的に気になっているのは、大きく成長したという話があるコンクシェル、展開次第では上位に食い込んできそうなドゥアイズ、後方から一気に差してきそうなモリアーナ、マイルで強い川田騎手の乗るウンブライル、あたりだろうか。血統だけ見ればスタニングローズも悪くないが、さすがに直近の成績から積極的に狙いにいくのは難しい。ということで、もし馬券を買うなら2頭軸の3連複4点勝負になりそうだ。
さらに次週のオークスは、距離適性による路線の選択によってメンバーの低調化が著しく、どうやら1勝クラスの馬も抽選なしで出られるらしい。ざっと登録馬を見たところ、聞いたことのない馬が何頭もいたので、本当にGⅠなのか怪しさすらある。3歳牝馬に2400mが過酷なのは事実だろうが、世代の頂点を競うダービーとの落差が大きすぎて複雑な気持ちにならざるを得ない。おそらく、私が競馬に興味を持ってから最もレベルの低いオークスなのではないかと思う。案外、そんな時に限ってダークホースが登場する、なんてことがあるのだろうか。今のところ上半期の残りはダービーと宝塚記念を除けば、あまりモチベーション高く予想する気にもなれないので、競馬疲れしないためには、これくらいのレベル感がちょうどいいのかもしれない。