悩みはずっと睡眠欲との戦いで、行動に強い縛りをかけるような大きな予定がないものだから、眠いと思ったら寝続けてしまう。
ちょっとだけ、と昼寝のために横になったら、次の瞬間には太陽が沈んでいる。
ああ、今日も何もできなかった。一切のわかりやすい出来事を引き起こすことなく、この時間になる。いい加減に、どうにかしなければならないとわかっているはずなのに。
生活リズムの話は、もはや深堀りが難しいので、いったん置いておくとして、今日はちょっとした危機について書いていきたい。
何がどう危機なのかというと、実は飲み物が家にほとんどないのだ。
直近で買い出しに行ったのが先週の月曜日、つまりちょうど一週間前だったのだが、流石にこの季節、生きているだけで飲み物は消費する。
食料については冷凍やレトルトの備えに余裕があるため、まだしばらくは引きこもっていられそうではあるのだけれど、水分補給を怠っては生命を維持できない。
ということで、わりと本当にギリギリのラインにいる。
睡眠時間が増えれば水分を欲する機会は減少していくから、この眠気に負けまくっている生活は実のところ危機に対する無意識的な適応と受け取ることができるかもしれない。
もっとも、眠くならずに外出する気力を発揮できれば、そもそも問題にすらならないわけだが。
もともと体質的に、水分摂取量が少なめでも大丈夫な傾向にあるため、食事も含め私が一日に口にする飲食物を聞けば、普通の人間は仰天するに違いない。
たまに脱水症状直前くらいの頭痛に苛まれることはあるものの、生命維持のコスパは世界最強レベルと言っても過言ではない。
この飽食の時代にそんなことをしていても無駄でしかないのは理解しているし、具体的な目標があってそうしているわけではなく、ただの怠慢の結果でしかないのだから、まぁ果てしなく呆れた話ではある。
日中は暑くて移動が大変なのと、夜になると割引になる食品が増えてくるという理由から、狙い目は閉店の一時間前くらいと考えている。
しかし、その時間帯は昼寝の後半に充てられることが多く、昨日の夜は失敗し、そして今日も駄目だった。
内心では一昨日の段階で、明日は絶対に買い出しに行かないと……などと考えていたはずなのに、今日に至るまで行動できなかったのは流石に自分でもマズいと思わざるを得ない。あまりにもダメ人間すぎて、ふと目覚めた瞬間に苦笑いが浮かんでしまった。
最悪、水分は水道から得ることも可能なので、僅かに残っている冷蔵庫の飲み物が尽きたとしても死ぬことはない。
ただ、水道水をごくごく飲むのはちょっと躊躇うというか、別に衛生的には問題ないとしても、普段お茶かコーヒーか牛乳か野菜ジュースくらいしか飲まないものだから、もう少し風味を求めてしまう私がいるのだ。
結局、昼寝欲に唆されないように、昼過ぎまでに十分な睡眠を確保することでしか、この惨状は解決できないのかもしれない。
今日もまた、これからすぐに眠るということはできないだろうし、朝まで起き続けている可能性が高いけれど、もし眠れるタイミングがあるとしたら、早起きなんて意識せずに夕方以降の買い出しに焦点を当てて、睡眠時間の充実を図りたい。
飲み物の話が中心となったが、食生活も乱れに乱れているため、ここ数日は一日に必要なエネルギーを満たせていない気がする。
もうすぐ一年になろうとしているのに、ここにきて一人暮らし初期にできていたルーティーンが難しく感じるなんて、いったいどうしたものか。
