K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240426)

髪を切りにいったのだが、久しぶりに満足度の低い施術だった。店を変えたとか、あるいは担当者が変わったとか、そういう明確な変化があったわけではなくて、ここ数年ずっと継続している同じ内容での予約だったのだけれど……どうにも前回との比較でクオリティに差がありすぎる。
相手も人間なのでそういう日もある、と考えることはできるものの、適当に原因を考えてみた。まず今回の大きな特徴として、長く待たされたという減点要素がある。他の客の状況は予約の段階で見通せるわけではないから、これは一定の確率で発生する事故みたいなものだ。過去にも、何度か30分単位の待ち時間を経験したことはあった。まぁ私の場合、特に急いでいるわけではなかったので、これ自体がサービスへの低評価につながるわけではない。しかし店員からすると、予約客で後が詰まっている中で遅延が連続するのは大変なことだ。遅れは休憩時間の減少に他ならない。予約システムの仕組みは知らないが、どこかで意識的に余裕を作ろうとしなければ、きっと忙殺されてしまうのだろう。
そんなわけで、私の施術は時短の犠牲になったと捉えるのが妥当かもしれない。細かく数字を記録しているわけではないけれど、今回の施術時間は普段の半分ほどだった。意外なほどに短い。あっという間に終わる。細部へのこだわりは捨てて、大胆にカットできる箇所はバッサリと、全体の仕上げは雰囲気重視の大雑把といったところで……正直これが同じ値段だというのは客心理として納得いかない。
不満を抱いたからといって次回は別の店を探すかというと、そこまで手間をかけたくはない。ただ運が悪かったと思って、さっさと今回のことは忘れるべきなのだろう。どうせ滅多に人前に出ることもなく、極論を言えば坊主頭になっても問題ないのかもしれないのだから。日頃から在宅メインの生活だと外見に関して無頓着になりすぎるから、より社会性を失っていく悪循環に陥っているけれど、そんな些事にエネルギーを割くのは性に合わない。見た目を気にしないで済むのなら、それが最も楽なのだから