K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

金杯など

年が明けて間もないが、怠惰な私の生活とは裏腹に社会は回るし、競馬は開催されてしまうので、うかうかしていられないと思った。
明日には一年を占うとも言われる「金杯」が中山と中京で行われるが、ハンデ戦だけあってGⅠレースと比べたら予想は難しいし、荒れがちという印象を受ける。
昨年は競馬というコンテンツから非常にたくさんの学びを得ることができたので、今年も力を入れて取り組みたいとは思っているが、さてはて、ここで金を使うかどうかは別の問題というか、やや悩ましい気持ちがある。

 

大雑把な抱負は年末の日記で掲げたけれど、競馬への取り組みという意味では細かく言語化していなかったような気がするから、ここに書いておきたい。
まず、年間の回収率100%以上を目指す。昨年が90%弱だったので、あと一つ大きな当たりがあれば達成は難しくなかったと思うものの、そもそも当たらないのだから簡単な話ではない。
まぁ金稼ぎがメインの人間にとっては、大きな重賞レースよりも平場の穴馬を当てたほうが効率が良いらしいのだが、気になっている新馬のレースはともかく、すべてのレースに目を通す労力を考えると気が乗らないのだ。いくら暇があっても、きっと体力と資金が足りない。

参加するのは基本的にGⅢ以上に限定するとして、それではどのレースに金を賭けるべきだろうか。重賞なら全部、と脳死で買ってしまってもいいのだが、個人的な感覚では少し多い。
たとえば、重賞でも知らない馬や興味のない馬ばかりが並ぶレースはモチベーションが上がらないし、新馬戦から注目している馬が出ていたら少頭数でも応援したくなる。
内容によって区別しなければ、私の余力では年末まで熱意が持続するか怪しいのだ。

エア馬券ならば、大してプレッシャーもないし気軽に多点買いできる。しかし実際に金を使う時には、思っている以上に慎重にならなければならない。
そこで考えたのは、GⅠはリアル馬券で勝負をする。GⅡやGⅢはエア馬券を基本として、よほど気になっている馬の出走がある場合に限り、金を使うことを検討するという遊び方だ。
人によっては消極的だと感じるかもしれないが、年間を通じて「ほどほどに」競馬を楽しむためには、これくらいで十分だと現時点では考えている。
年末の記事に記録したように、リアル馬券とエア馬券それぞれについて的中と回収率をExcelで管理しておいて、春競馬終了時点や年末において振り返るための材料としたい。

要するに、全重賞で予想は行うけれど、GⅠ以外で買うかどうかは出ている馬次第ということになる。
明日の金杯も、ざっくり気を抜いて考える程度で、時間をかけた本気の予想は今のところできそうにない。
ちなみに予算はエア馬券もリアル馬券も共通で、昨年と同様にレース単位で1,000円〜3,000円の設定とする。負けても損をしないエア馬券のほうが上限付近になりやすいとは思うけれど、この幅であれば点数が大きくブレることもないだろう。
もし、安定して回収率が100%を狙えるくらいに予想の精度が上がったという確信ができたとしたら、来年は予算を引き上げて勝負をするかもしれない。

 

じっくり考察していないのに予想も何もないわけだが、直感的に馬券を購入するなら、という意味で以下のように印を打っておく。
文字通り、運試しとしたい。

中山金杯

◎⑦トーセンスーリヤ
◯⑨ロザムール
▲④ヒートオンビート
△⑥ヴィクティファルス

エア馬券の買い目は⑦⑨2頭軸の3連複総流しで15点とする。
強そうな馬が内枠に入っているため、中山の馬場を考慮するとガチガチの決着に終わる可能性もあるけれど、ヒートオンビートは過剰人気気味なので軸としては外したい。
多少、荒れてくれると面白いのだが。

 

京都金杯

◎⑬ヴェロックス
◯⑫エアロロノア

エア馬券の買い目は⑫⑬2頭軸の3連複総流しで14点とする。
オッズが割れていて、いかにも荒れそうなレースだけれど、その分だけ当てるのは困難だ。昨年の反省として、今後は馬単馬連を重視すると書いたけれど、今回は総流しにすることでカバーしたい。
人気の集まっているエアロロノアについては、岩田望来騎手の初重賞制覇なるか、というポイントに注目している。期待というよりは珍しいもの見たさではあるが、そろそろ勝ってもいいのではないだろうか。