K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240704)

集中して作業を続けていると、自分の身体が今どうなっているのかを意識することが難しくなる。別に怖い話ではなく、単に重要ではない要素は認識から排除されてしまうという脳の性質の問題なのだが、とにかく作業が終わってから初めて異変に気づくということが珍しくない。
私の場合、よく経験するのは脚部に血液が滞留しているような感覚だ。ほとんどエコノミー症候群みたいなものだとは思うのだけれど、ずっと椅子に座って、ほぼ同じ姿勢で数時間を過ごしているわけだから、使っていない脚部の筋肉は凝り固まるし、椅子による圧迫で血の巡りも悪くなる。数時間ぶりに立ち上がると、妙に脚の動きがぎこちなくて気持ち悪い。
一定の間隔ごとに立ち上がって身体を動かしたほうがいいというのは、もちろん正論だ。しかし、いざ目の前の作業に多大なるエネルギーを向けていると、その働きを阻害する動きを優先する考えには至らない。冬場なら冷えやすいから、不可抗力的にトイレへ向かう回数も増えて、自然と血液の循環が促されるかもしれないが、夏場はいくら飲んでも勝手に体内から水分が消えていくため、半日ほど尿意を感じないなんてことも普通に起こりうる。やはり、学校の授業のように60分間か90分間くらいを目安に休憩時間を設けるべきなのだろうか。まったく異なる課題を消化していくならともかく、同じ作業だと中断によるパフォーマンスへの影響は少なくない気がする。もっとも、その影響は必ずしも「悪」とは限らないけれど。
そういえば、まだ梅雨は明けていないようだが本格的に気温が夏らしくなってきた。外に出ていなくとも、熱気が伝わってくる。何よりエアコンの動作が活発で、外気温との差が大きいことを示してくれている。今さらエアコンの使用を控える節約モードに切り替えることは難しいため、もちろん節約意識は持ちつつも、今年に関しては身体に負担をかけるような無理な節電は考えないようにしたい。