K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

気温と節約

外に出ないものだから実感できてはいないのだけれど、今日は暖かかったらしい。
暖かいというのも相対的なものなので、もちろん外気に触れたら寒さを感じるはずだし、雨が降っていたから数字で見る気温よりも体感温度は低かった……なんてことがあるのではないだろうか。
ちなみに、部屋にこもりきりの私は特に変わらず、寒かったという感想しかない。

 

確かに、室温計を眺めていると、暖房を切った後の変化が緩やかだったような気はする。本当に冷えている日だと、もっと勢いよく低下していくのだ。
手や顔が空気から感じる冷たさも落ち着いていて、冬の中ではわりと過ごしやすさがあったほうなのかもしれない。

某サイトで一日の気温変化を眺めてみると、あることに気づいた。最低気温が高めなのは体感の通りではあるのだか、一方で最高気温は低いのだ。
これは東京の話だけれど、寒い日のイメージとして、深夜から早朝にかけては氷点下付近まで下がり、昼間は10℃近くまで上昇するような感覚を持っている。
それが、今日は6℃〜8℃くらいの範囲で動きが少ない感じだった。身体の芯から熱を奪うような強烈な寒さこそないものの、日中でもポカポカと温もりを感じられるような気候ではなかったのだ。
結局、時間が経過して徐々に室温が下がってくれば、普段と大差ない寒さに苦しむ羽目になるため、どうにも世間との温度差を感じざるを得ない私だった。

 

本当に寒いなら、多少の電気代は意に介さず暖房を使えばいい。そんな風に考える自分もいる。
無理に我慢したところで、節約できるのは多くても数千円程度、寒い環境に身を置くことで血行不良などの不健康な影響が出るリスクを考慮すると、長い目で見てどちらのコスパが高いのか、実はわからない。
とはいえ昨今の状況を鑑みると、たとえ一時しのぎのコスト削減でしかないとしても、耐えられるなら耐えたいという気持ちが強くなってしまうのだ。吝嗇の精神が根強い。
まぁその日の体調次第ではあるものの、今のところは具合が悪くならない程度に頑張れているとは思う。どうしても無茶だと感じたら、布団に入ったり、短時間ではあるがエアコンに頼ったりもする。
おかげで、今月分の電力使用量は昨年比35%減という、大幅な節約に成功しそうなところまできている。
一年前は、あまりにも節約に無頓着でエアコンを使いまくっていたという事情もあるため、単純にこの強めの節約意識の賜物というわけではないかもしれないけれど、日々のコツコツと積み重ねる心がけが数字として表れてくると、ちょっと嬉しくなる。

起きた直後に2時間、寒くなってくる深夜帯に2時間、これだけの暖房でも、一日中つけっぱなしよりは随分と消費を抑えられるし、暖房効果による室温上限に到達してから耐えがたい寒さを感じるくらいに低下するまでの時間が、思っていたよりも長いのだ。
今後もしばらく方針を変えずに節約を続けていこうとは思うが、気候の影響が大きすぎるため、もし寒波に見舞われたり身体が寒さを拒むような兆候を見せ始めたら、考えを改める可能性はある。