K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

SEKIRO所感

サマーセールにて半額で購入し、一昨日、昨日とそこそこプレイしてみたSEKIROだけれど、少し操作に慣れてきたので、ここまでの感想を簡単に書いていきたい。
まだまだクリアまでは程遠く、序盤の終盤くらいの感覚ではあるけれど、思っていた以上に今後も苦戦しそうだから、一気に最後までというよりは数週間をかけて少しずつ進めていくスタイルのほうが、他のあらゆるものに費やすべき時間を犠牲にせずに済みそうだ。

 

昨年のダクソプレイ時には、どのボスを倒したとか、どこまで進めたとか、わりと細かく日記にしていたのだけれど、今回はこうして気が向いたタイミングで適当に書いていきたいと思っている。
まぁ次に書くとしたら終盤あたりか、あるいはクリア後になるかもしれないが……なぜかと言えばダクソと違って、ボス戦であったりストーリーの切れ目であったり、いわゆる「編集点」みたいなものがそれほど明確ではないからだ。
ルートも様々にあり、どこに行ってもモブに殺されまくるほど難易度が高く、下手をすると何日も詰まって先に進めないなんて展開になりかねない。だから、適宜攻略情報は見つつも、健康を害さない程度に気分転換として遊んでいくのが最も合っているのではないかと思った。
アクションゲームのセンスがあって特に苦戦しないという人は、さっさと数時間でクリアしてしまえるのかもしれないけれど、少なくとも私は一人のボス相手に何十回も挑戦してようやく突破、というのを繰り返さなければ進捗を生み出せそうにないため、ぶっ続けでやるのはダクソ以上に精神がもたないと判断した。

そんな私のここまでの状況はプレイ時間12時間ほどで、おそらぬ本筋と思われるルートでは葦名城 本城に入り 侍大将 松本内蔵佑 に足止めされているところ。
過去エピソードと思しきルートでは うわばみの重蔵 を倒した後 まぼろしお蝶 を相手に死にまくっているところ。
後者は試行回数でどうにかなりそうな気配があるけれど、前者は希望が見えず絶望している。
チラッと攻略サイトを見たらスルーできるらしいと知識を得たので、どうしても倒せなかったら先に進んでみようかと思っている。

倒した相手で印象的だったボスはいくつかいるけれど、最も楽しかったのは鬼形部で、回避と弾きの重要性を学ばせてもらった。
一方で、赤鬼は広い攻撃範囲にひたすら苦しめられた。ほとんど回避ゲーだったのだけれど、キー入力に無理を感じたので一時的に右クリックとShiftを入れ替える形で試してみて、なんとか突破することができた。

スキル獲得によって多少は楽になるシステムではあるけれど、やはりダクソの選択肢の一つであったレベルによるゴリ押しがきかないこともあって、根本的にはコツを掴みタイミングを覚えることでしか対応できないシーンが多々ある。
操作を覚えたとしても各アクションを適切に繰り出さなければ意味がなく、咄嗟の無敵回避ができないがゆえに囲まれたら終わりというゲーム性もあって、そろそろ脳筋プレイが許されるものではないのだと思い知ることとなった。

 

この手のゲームは学習能力と反射神経によって苦戦度合いが随分と変わってくると考えているけれど、物覚えはともかく動体視力のような物理的な力は加齢とともに確実に落ちていくわけで、数年前に遊んでいたらまた違った感想を持ったのだろうかと思わないでもない。
まだまだ若いつもりではあるけれど、能力の絶対値では流石に二十歳前後のピチピチのゲーマーには敵わないはずなので、知識と経験を増やして頭を使っていかなければ対抗できないのだろうと思う。
これはゲームに限らず、他の取り組みにおいても共通して言えることで、とにかく昔の感覚で臨んでいたら一向に上手くいかない、なんてことが珍しくなくなってくるのだろう。

ああ、なんだか、こんな風に考えるようになったこと自体が歳を取ったことの証左でもあるような気がして、実はもう若くはないのかもしれない……などと感じてしまった。