K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

二回目二日目

昨日は低気圧による体調不良と大差ない症状で判断に困ったが、台風一過となった今日は特に大きな具合の悪さを感じなかったので、やはり私は反応が出にくいタイプの人間なのかもしれない。
昨夜は頭痛がひどかったから頭痛薬を飲んだけれど、寝る前には薬のおかげで元気になっていたし、朝になると腕の痛みも緩和されて肩よりも上がるようになったから、こんなものかと思ってしまった。

 

熱を測ったところ、平熱に戻っていた。体温が上昇を見せていたのは一日と少しくらいの時間だったので助かったし、それも本当に僅かなレベルだったから幸いではあった。
まぁ実際のところ、ピーク時には38℃くらいは出ているのではないかと思うほどに頭の重さが厳しかった。
私は発熱というものに馴染みがなく、記憶にあるのは中学の時に風邪で学校を休んだ日のこと。高校と大学では基本的に皆勤賞の生真面目な学生を装っていたから、痩せすぎにしては免疫力が高いほうだという自負があった。

身体は快方に向かっていて、あと数日もしないうちに動き回れるようになるだろう。
感覚の上では、そのように甘く考えがちだが、一応もうしばらくは安静に様子を見ようと思っている。
家族から聞いた話だと、接種後数日は問題なかったのに、急に高熱が出て寝込んだという人がいるようだ。具合が良くなったと思って外での活動を再開したら、急変してしまった……なんていうケースはニュースで見かけたことがあるし、時間差の副反応はそれほど珍しくないのだろう。
表面的なコンディションに惑わされずに、そのあたりのパターンも警戒するとなると、やはり一週間くらいは下手に動くべきではないのだ。

 

薬の効果が切れたのか、昼過ぎから若干の頭痛が再び始まった。
熱はなく、ただ頭が痛くて気怠いだけ。活動エネルギーを効率的に削ぐには、最も適している方法かもしれない。やられている、という感覚が強い。

昨日と同様に夕方頃の昼寝を試みたが、今日は気温が高いせいで不愉快な睡眠となってしまった。
眠りが浅いのか、短時間にいくつかの夢を見た記憶が残っていて、しかしいずれも楽しい内容ではなかった。
一部は以前にも見た夢の続きのような、はたまた単なるデジャヴの可能性もあるけれど、見覚えのある光景が展開されて、しかし本来は愉快な物語であったはずなのに、期待した結果にならなかった。
身体の不調が夢の世界にも悪影響を与える、なんてことがあるのか知らないけれど、目覚めた時の後味は最近で最も悪かったので、もう当分は夢なんて見たくなくなってしまった。

今夜もまた頭痛薬に頼ることにして、明日を元気に迎えられることを願うのみ。
しばらくは、こんな冴えない生活が続くのだろう。