K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

頭痛との戦い

急な気候変動によるものか、健康面に問題があるのか……原因に明確な心当たりはないけれど、昨日からずっと頭が痛い。
ただの片頭痛なら昔から月に数回あるくらいなので無視できるのだが、今回の頭痛はちょっと起きているのがしんどい。慣れていないタイプで、とにかく眠る以外に何もできない。
喉の痛みとか発熱とか、普通の風邪にありがちな症状は他に出ていない。本当に、単なる意味不明な頭痛に苦しめられているだけ。いったい、どうしたのだろうか。

 

寝起き直後は痛みが和らいでいるため、無限に横たわっているというわけではない。
昨夜は早めに横になったから、今日は珍しく午前中に起床することができた。シャワーを浴びて目を覚まし、適当に食事を摂ってからPCの前に座る。
特に何も考えずに生きていると、インターネットコンテンツにすべての時間を持っていかれてしまうから、こういう日には多少の計画性が必要だ。しかし、しばらく経つと途端に具合が悪くなってきた。
モチベーション云々よりも前に、身体があらゆる行動へ拒絶反応を起こしているかのような、唐突な気怠さ。
なんだか、こうして思い返してみると精神的な問題のような気がしないでもないけれど、ともかく今日は駄目な日らしかった。

頑張ろうという気持ちはあったので、不調によるストレスは感じつつも、午後になってからも起きたままだった。けれど、やはり調子は上がらない。
夕方頃になって、とうとう折れた。
ベッドに潜り込んで、目を瞑る。次に起きた時には、元気になっていますように。
……なんて、はたして本当にそんなことを思っていたのか、微妙なところではある。ただダルいから寝ただけだったかもしれない。こんな思考の描写なんて、いくらでも後付けで作れるのだから。
すっかり外が暗くなったくらいの時間に、ゆっくりと起きた。相変わらず、片頭痛は残っている。寝たことで軽くなってはいるものの、また数時間もすれば限界を感じるに違いない。

睡眠の世界は、久しぶりに快いものだった。
夢を見たのだ。もう大部分を忘れてしまったけれど、愉快だった根幹は覚えている。
夢の中で、私はどうやら過去に飛んでいるらしかった。昔にあった悪い出来事を、どうにかして変えてやろうという、ありがちなやつ。
起きている今だからわかることだけれど、その出来事自体が夢の中の設定であって、現実に起こった事故ではなかった。しかし、夢の中の私にとっては絶対に取り消したい悪夢であり……おそらく、十五年近く前で未来を変えるために奔走していたように思う。
目が覚める直前に目的を達成することができて、その気分のまま覚醒したから寝起きは驚くほど良好だった。
あれほど活動的な自分の姿は、具合の悪さに甘えている今の自分には強く刺さる。もっと動けるはずなのに、どうしてこんなに停滞しているのだろう。

徐々に強くなり始めた頭痛を感じつつも、意識だけは前向きになりかけた一日だった。
明日になれば、流石に元気を取り戻せるだろう。確証はないけれど、そんな予感がする。