K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

僅かな変化

ヤマト運輸の動向に進捗があった。
通知が届いたわけではないけれど、起きている時は数時間に一度、お問い合わせシステムで状況を確認していたから、夕方になって地元の配送センターに到着していることを知ることができたのだ。
ステータスは「配達担当店保管中」とのことで、ヤマトのホームページを見てみたところ、再配達希望などの連絡待ちということらしかった。
気づかずに放置していたら、電話でもかかってくるのだろうか。

 

四日前に設定した指定日時を更新する。
大型の荷物であるため配達コストが高そうな点を考慮すると、確実に受け取れる時間帯を選ばなければならない。私の場合は平日も休日も大差ないので、予定のない日を選べば大丈夫ではあるのだけれど、人前に出るための妙なこだわりのせいで受け取りにも準備が必要だ。
寝ている時間に持ってこられたら対応できないし、起床直後も難しい。狂った生活リズムから逆算して、いつだったら問題回避の確率を上げられるか。導き出した結論は、前回と同じ時間帯だった。

 

ところで、今日の起床時刻は15時台だった。
予定外の徹夜から、早朝の就寝。本当は昼過ぎに起きられるはずだったのに、どうして……後悔するよりも前に、また随分と食生活が乱れていることに気づいた。
昨日は二食だったし、今日は夕方からなので、頑張っても二食が限界だ。加えて冷蔵庫の中は空に近く、食料どころか飲み物もストックが怪しい。
寒くなってきて、ますます外界へ気が向かなくなってきた。買い出しに行かなければならない。なかなかに重い腰を上げる必要がある。

冬至も近いから当然ではあるが、支度をして家を出た頃にはすっかり暗くなっていた。
そして若干の雨が降っている。念のため持ち出していた折りたたみ傘が役立って良かったけれど、どうして数少ない外出の機会に雨という天候を引いてしまうのだろう。些細な運の悪さではあるが、わりと珍しくもないものだから地味にストレスになる。
まぁ嫌な経験は記憶に残りやすい性質があるから、単なる思い込みかもしれないが。

買い物を済ませて帰宅する頃には、傘が必須レベルにまで強くなっていた。起きるのが一時間でも早ければ、こんな目には遭わなかったのに。
ふと気になって、家に着いてから明日と明後日の天気を確認した。結果は、明日は雨で、明後日は晴れだ。
荷物の日時指定を決めたタイミングには天候のことなど頭になかったのだけれど、これは幸いだと思った。明日か明後日か、どちらでも問題はなかったものの、寝起き時間の調整を考えると明後日のほうが確実だと考えたのだ。結果的に、雨の中で苦労しながら持ってきてもらう悲劇を回避できたから良かった。
なるほど、雨に降られた分を取り返したようなものかもしれない。

 

外に出て気づいたことがある。
昨日の日記で、隣人が引っ越した可能性に触れたけれど、どうやら本当にいなくなっているようだった。
部屋の前を通過する際に、インターホンに視線を向けた。通常、電気が通っていれば小さな赤いランプが点灯しているのだが、隣人のそれは切れていた。通電していない。
また、郵便受けを見てみたらテープで封鎖されているのを確認した。チラシなどが入れられないようにする対策だろうが、これで決定的になったと言っていい。

残念な話をすると、出ていったのが「反対側」の隣人ということだ。
何度も日記に書いてきた騒音迷惑の主は、相変わらず隣に住んでいる。逆なら良かったのに。