K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ネタ不足について思うこと

いよいよ書くことがなくなってきた。
これは当然の話で、滅多に外出せず、他人と会わず、行動パターンも毎日あまり変化がないのだから、積極的に書きたいと思えるテーマが少ない確率のほうが高いのだ。
おそらく普通の人からしたら退屈で仕方ないであろう生活を続けていながら、日課として飽きずに日記を書き続けてきた今までが、どこかおかしかったに違いない。
まぁだからと言って、この習慣を止めてしまおうなんて思わないけれど……あまりにもネタに困る日は、無理をして1,000字以上のノルマを意識する必要はないかもしれない。

 

日記というのは、その日に特定の出来事があってこそ活きるものだ。小説でもなんでもない「日記」を、変化のない日々から絶えず生み出そうとするのは、あらためて考えると、なかなかに苦痛めいている。
もちろん、日記のおかげで助かっている側面はある。対人コミュニケーションに乏しい私にとっては、言語を操る機会の喪失は死活問題になりかねない。
毎日、欠かさずに文章を考える習慣は、思考力を含む脳の働きを劣化させない効果をもたらしているような気がするし、物事への認識力や記憶力の維持にも悪くない影響を及ぼしていることだろう。

はたして、日々のノルマに明確な意味があるのかは、いまいち判断することができない。
たとえば、今日のような特に具体的な話題が思いつかない日は、どうにかこうにか字数を稼げないかと考えてしまいがちだ。
文章力を著しく落とさないために、一定の長さでまとまった文章を書くことが肝要だと思ってはいるけれど、空疎な言葉を並べて満足するだけの営みに、実際どれほどの効果があるのだろう。
どうせ、何かを書きたい日には時間と労力を費やすことを厭わず、長々とした記事を作り上げてしまうのだから、逆に調子が整わない日には下手に頑張る必要などないのではないか。
経験上、まったくネタが思いつかない日なんて、月に一度あるかないか程度のものだから、そういう場合にどうするか、なんて想定しておく意味すらない気もするが……とりあえず書いてみて1,000字にすら到達しなかったとしても、駄目ということにはせず、そのまま更新してしまっても構わない、ということにするのはどうだろうか。

意欲的に書ける日は、字数を意識なんてしない。いつの間にか1,500字くらいにはなっていて、好調ならあっという間に2,000字を超えてしまう。
気乗りしないと、ようやく800字か……などと感じるけれど、人間なのだからそういう日があってもいいのではないかと思う。
ちなみに、本日ここまでで1,050字といったところだ。気分としては、あと数百字多いくらいの感覚なのだが、それだけ筆が乗っていない証拠なのだろう。不思議なものだけれど、時速を計算してみると妙に腑に落ちる。

 

五月になれば、このブログを始めて二年になる。
昨年もやったけれど、また一年間の日記における平均字数などを集計してみよう。
目標というほどでもないが、目安としては1,500字を超えていたら納得できるように思う。