K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

例の請求

契約している電力会社を変えたという話は何度も書いているけれど、ようやく最後の請求に関するお知らせメールが届いた。
入居のタイミングから一か月ごとの区切りで期間が設定されているため、先々月の途中から先月の途中という範囲になる。
相変わらず、ありえないほど高い。そこに解約違約金が追加されているから、もうとんでもない数字だ。

 

電気代の高騰事情を詳しくは追っていないから、実際の価格変動について正しい認識は持てていないけれど、使用量自体は前回と大差ないため、ある程度の予測は立てていた。
おおよそ、価格変動が激しくない時期と比べて倍以上の請求額となっていて、過去二か月の合計だけで、変動制ではない現在の会社で計算した場合の半年分ほどにもなると思われる。
本当に、もっと早く切り替えるべきだった。

高騰した分については取り戻せるものでもないし諦めるしかないが、違約金については返してもらうことが可能だ。
そもそも何もなければ、普通に東電になるはずだった。いきなり電話がかかってきて、よくわからない仲介業者の案内で、聞いたこともない新電力会社のクソみたいなプランと契約させられたのだ。
これは私が情弱だったせいで防げなかった問題でもあり、半分の責任は自らにあると考えている。今後の人生に活かせる教訓を得たと思えば、やや高い授業料として納得できないこともない。
とにもかくにも、録音していた当時の電話記録によると、違約金が発生した場合は仲介業者が肩代わりしてくれるという話をされていたから、面倒くさがりな私は言われるがままに頷いて手続きを進めてしまったのだった。
この手の話は「一応そういう制度になっていますよ」と顧客を安心させて契約へと仕向けるだけのものだと思っていたのだけれど、まさか本当に中途解約することになるとは想像していなかった。

 

一人暮らしの電気代としては非常に高額な請求が突きつけられて、やや気分が下向きになってしまったが、Twitterで検索してみたところ、ますます不穏になる情報が出てきた。
というのも、この半ば違法めいた新電力会社は、昨年の冬……つまりちょうど一年ほど前に高騰したタイミングで、想定外の価格高騰分の全額を利用者負担にするという最悪な道を選んだのだけれど、その時の請求方法が二年間の分割という形にされていた。
おそらく今月まで毎月、通常の使用料金に加えて少額の分割料金が上乗せされていたはずなのだが、どうやらこれが解約後にも続くらしいのだ。
要するにに、来月から毎月の電気代はなくなるが、昨年の分割負担額が今後一年間も続いていくということになる。信じられない。

きっと電話で申し付ければ一括払いに変更することもできるのだろうけれど、きっちり違約金を請求してくるくらいなのだから、なぜ解約時にまとめてしまわないのかと思う。
来月以降、電力会社のマイページにアクセスできるのかどうかも不明で、PDFによる請求書のダウンロードが可能なのかもわからない。
あまりにも「サービス」として杜撰すぎる。ネット上は悪評だらけだし、ちょっとTwitterで調べてみただけでも、文句を言う人、解約したという人で溢れている。
この数か月のうちに凄まじい勢いでユーザー数は減少しているだろうし、早く倒産してしまえ、と心の底から思う。