K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

殺意を抑えながら

前回の記事で最後にしたい、みたいなことを書いた気がするけれど、原因のほうからやってくるため、これは私の意志では動かしようのない嘆きとも言える。
例によって、隣人の騒音問題だ。良識に欠ける人間というのは、こうも手が付けられないものなのだと思い知っている。過去の知り合いにはいなかった、言葉が通じないレベルで民度の低いキチガイども。
もしデスノートを手に入れたら、真っ先に隣人の名前を書くことになるだろう。

 

実は、訳あって私は隣人の名前を把握している。インターホンのカメラを通じて顔も確認しているから、デスノートを使える条件は満たしている状況なのだ。
まぁそんなもの現実には存在していないので意味のない妄想だが、ここで言いたいのは、殺意というものの正体の片鱗を明確に実感しているということだ。
たとえば、衝動的な殺人事件のニュースを目にして、普通の感覚なら頭のおかしい人間の行為だと思うかもしれないが、状況によって人間は容易に、特定の対象に強力な悪意を向けるようになることがわかった。ちょっと理性が弱い人なら、どんな手に出てもおかしくない。
だからこそ、基本的に他者との関係性は穏やかでいられるように、平和に努めるべきなのだけれど、その唯一の欠点は一方的な嫌がらせに対して為す術がないところにある。

今の私にできることは、壁を叩いて一時的に騒ぎを落ち着かせるか、管理会社に訴えて間接的に止めてもらうくらいしかない。
いずれも過去に何度も実践し、そして必ず時間経過で効力が切れている。どうすれば根本的に解決するのか、正解はないし、わからない。
私がここを出ていくのが最も簡単だが、管理会社が引っ越し資金を出してくれるならともかく、隣人のために自ら金と手間をかけなければならないなんてバカバカしい。それでは逆に追い出すことができるかというと、日本の法律では一般的には難しいだろう。
注意されて行動を改善できない、反省できない人間を、私は心から軽蔑する。本当に、突然死でもなんでもいいから、死んでしまえばいいと思っている。

そうそう、似たような感情を、歩きタバコしている連中にも覚える。他人への迷惑、マナーというものを理解できない、かわいそうな障碍者たちだ。
ああ、別に普通の障碍者を悪く言いたいのではない。ただ、健康な肉体と精神を与えられながら、常識を身につけられず悪質な行為を繰り返すというのは、もう存在しているだけで罪だという話に過ぎない。
普段は他人に興味なんて湧かないし、仮にコミュニケーションの機会が発生するとしたら、なるべく良好な関係性を構築しようと努力する私が、数少ない無条件で死を願う相手……それが歩きタバコをするクズなのだ。隣人は、このカテゴリーに入っている。

 

直近の経緯を軽く書いておくと、先月の下旬あたりに何度目かわからない我慢の限界を迎えて、管理会社に対応を求めた。
すると、いつも通り、マニュアル通りの「注意喚起のメッセージ」で終わってしまった。
しばらく様子を見て、改善されないようなら知らせろという手抜き具合だ。なお昨年、似たような流れで文句を言い続けたら、どうしようもないから警察を頼れという無能っぷりに心底、失望感を覚える羽目になったのだが、はたして今回はどうなることやら。
先月末から今月の頭にかけては、一応「注意喚起」が効いたのか大人しくなったように見受けられたけれど、これだけ何度も問題を起こしている隣人のことだから、改心するわけもなく……今週は酷いもので、普通の社会生活を送るために生きていたら、ほとんど眠ることを許されないレベルで深夜帯の迷惑な活動が目立っていた。
幸か不幸か、今の私は睡眠時間を日中に持ってきても大丈夫なので、昼夜逆転の生活リズムにすることで被害を減らす工夫を凝らしているけれど、それでも夜間に騒がれるのは不愉快極まりない。

週末の連休中にどれだけ暴れてくれるものやら、今から恐ろしい気分だけれど、今夜は早速、友人を連れ込んでいるらしく、私の機嫌は既に最悪だ。
ここ数日で我慢の限界を超えてしまったので、あとは再び管理会社に連絡するだけなのだが、これから連休というのが難しいところで困っている。
もちろん、休日の仕事なんて期待できないから、私が早急な対応を求めたところで、新たに動きがあるのは火曜日以降ということになるわけで……いつも思うのだが、迷惑行為が発生してから対応が行われるまでに、どうしても数日間のラグが生じてしまうため、こちらの主張が上手く隣人へと伝わっていない気がするのだ。数日前に騒いでいたとしても、昨晩は静かにしていた。だから注意喚起されたところで意味がわからない……なんて、非常識な奴は都合よく解釈して追及を逃れようとするかもしれない。

ただ、この一年ほどで、どうやら管理会社の体制が変わったらしい。
こちらの問い合わせに対するメールのフォーマットであったり、担当者の言葉遣いであったり、昨年とは雰囲気が若干ながら違うように感じた。
今回、隣人の騒音について強く主張すれば、これまでになかったパターンで対応してくれる可能性はある。
相手も人間だから、どうしてもタイミングが遅くなってしまうところはあるけれど、もうメールの文面は作成済みなので、あとは週末の動向次第で手を加えて、送信するだけだ。
連休中にするか、火曜日の早朝にするかは悩むところだけれど、今夜の騒音が過去の迷惑行為の中でも上位クラスに酷いのは現在進行系で確認中なので、管理会社に連絡すること自体は自分の中で確定事項になっている。

結果論だし、もう飽きるほど思い浮かべた考えだが、完全に住むところを間違えた。
もしタイムリープできるのなら、絶対にここは選ばないだろう。