K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

隣の女

ほぼ勢いのままに……というわけで久々に時速4,000字ペース。
この話題で日記を書くのは何度目なんだって感じではあるが、その日にあった印象的な出来事や感じたことをテーマにしているから、どれだけ隣人による被害を受けているかということが、客観的にわかりやすくなっているかもしれない。
私が心から「死ね」と思うのはこれまで歩きタバコをする人間に対してだけだったのだけれど、そこにとうとう隣人が加わりそうだ。

 

隣の女について、わかっていることを書こう。別に個人情報なんて知る由もないので、もちろんこれは住んでいて得られた情報から構築した推測に過ぎない。
まず、クソみたいな女だ。おそらく、いわゆる「陽キャ」の一種であり、彼氏がいるし友人も多いのだろう。しょっちゅう人を部屋に招いては騒いでいる。
聞いている限り知能は相当に低そうで、教養もない。古い言葉では「DQN」なんて表現が適切かもしれない。
何しろ壁が薄いものだから、深夜に騒がれると会話がよく聞こえてくるのだ。話し方は非常に子供っぽく、最初は父親と小学生くらいの子の二人で住んでいるのかと思ったくらいだから、これはもう実態を知った時には本当にびっくりした。子供なら大目に見てやろうと思っていたら、まさかのカップルという……途端に壁を殴りたくなったのは記憶に新しい。
ただでさえ、そのガキっぽさがストレスなのに、その笑い声や叫び声が一晩中ずっと続いていたこともあり、管理会社に苦情を送ること数回……その度に注意喚起の連絡は行っていたようなのだが、しばらく経つと忘れたように騒ぎ出す始末だ。
ああ、本当に頭が悪いんだろうなぁと思った。隣人からの苦情というのはわかっているはずなのに、いつまでも周囲に配慮しない自分勝手な行動には心底呆れてしまう。こちらがどれだけ隣に音が響かないように努力しているのか、向こうは知らないのだろう。こちらが音を出さないから、壁が薄いことすら知らないのかもしれないけれど、ともかく注意されても同じことを繰り返すのは馬鹿なのだ。
こっちが眠ろうとしている時に汚い声を聞かせるんじゃあないよ、まったく。声優のきれいな声に慣れすぎているのも、考え物かもしれない。

さて、そんなクソ女の生態は謎に包まれているのだが、大学生である確率が高いと考えている。昼夜逆転は当たり前で、平日休日を問わない不規則な生活リズムは、一般的には大学生が最も当てはまりやすい条件だ。真っ当な社会人としては、流石にあり得ない。
……まぁ私が言うなという話かもしれないけれど、私は他人に迷惑をかけていないので、別に何を言っても構わないだろう。

先日は友人を招いていた件について強く注意してもらったようなのだが、それに対抗する迷惑行為として、このところはオンライン通話を頻繁にしている。二種類の女の声が響いてくるから、被害者である私の状況はあまり変わっていない。片方の声がPCを通じたノイズ混じりの音声なので、余計に耳障りなくらいだ。
オンライン通話以外にも、ゲームをやっているのか、はたまたテレビを見ているのか……細かく分析できるほどクリア聞こえるわけではないので、わからない部分はあるけれど、何かの機器から発せられる音声が聞こえてくることがある。いやいや、イヤホンしろよ。
なぜ、音を発するということについて、周囲への影響を一切考慮しない行動原理なのか。少しでも他人への迷惑になるかもしれないという意識、想像力が頭にあれば、イヤホンなんてまず最初に用意するアイテムだろうに、どうして。意味がわからない。

騒音の種類がバラエティ豊かになってきて、私はもう呆れを通り越して、いったいどこまで非常識な人間なのかを確かめたくなってきているくらいなのだが、昨晩は新しい音を体験することができた。
深夜の2時頃に、急にガタガタと動き始めたと思ったら、なんだか工事をしているかのような振動音が響いてくるのだ。なんだなんだ、と驚きつつも壁に耳を当てると、大きな音を発する機械を稼働させているようだった。
同時に、少し離れた場所からも音がする。水音も混じっている。そちらのほうは、どうやら洗濯機だったらしく、一定の時間が経過すると音のタイプが変わり、最後には聞き覚えのある脱水の騒音へと変化した。
深夜に洗濯機を動かしている時点で正気でないのは確かなのだけれど、それ以外の動作にもまったく躊躇がないから、逆に凄いよね。何かに引っ掛けてか知らないけれど壁に物をぶつけたり、ドスンドスンと足音を立てたり、ドアは大きくバタンバタンと開閉したりする。昼間ならともかく、深夜にだ。マジでキチガイなのではないかと思ってしまう。
今さらだが、隣人ガチャの半分は大失敗だったようだ。*1

下の階や、隣のさらに向こう側の住人にも相当な音が響いているはずなのに、どうやら苦情を出しているのが私だけという点が不思議なところで、私が神経質すぎるというのも一つの理由だとは思うのだけれど、一方でこの共同住宅に住んでいるのがほとんど学生という可能性も考えなければならない。
他の連中の民度も低いのであれば、深夜に少し騒いだくらいでは気にしないというのも頷ける。
本当に恐ろしい話だ。できることなら、別の物件に移りたい……と気軽に思ってしまうくらい、既に気持ちは数か月前とは別物になっている。

そんなこんなで、せっかくの注意喚起の効力も切れてしまったようで、残念ながらまた管理会社に訴えなければならないかもしれない。
先月に煩かったのは春休みだからだろうと思っていたのに、今月に入ってからも続いているから、どうなっているのやら。
まだ大学ってオリエンテーションや新歓の時期で、授業は来週からなのだろうか。
今夜と明日の夜にも騒音を感じるようであれば、月曜にはメールを送りつけてやるつもりだが、はたしてどうなるか。

*1:なお、反対側の隣人はたまに生活音が聞こえてくる程度で騒音として感じたことは一切ない。常識人でよかった。