K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

絶縁が視野に入る

昨日の日記で触れた、とある案件に関する話なのだが、少し気になることがあったので相手に感知されない形でコンタクトを試みることにした。
複雑なことではない。Googleの検索で何がヒットするかとか、以前に貰っていたものの現在まで使う機会に恵まれていないメールアドレスが生きているかの確認とか……要するに、まだ希望が残っているかどうかのチェックみたいなものだった。

 

結果を言ってしまうと、もう今日の日記が終わってしまいそうになるが……すべて空振りだった。何も、一切、期待していたものは見られなかったのだ。
まず、かつて存在していたはずのホームページは、ドメインの更新が途切れたものを放置したような状態で、生きてはいなかった。
実際のところ、詳細を聞かされていないため、社名の変更やドメインの変更などが行われたとしたら、こちらから補足する術はないかもしれない。
法人登録されている情報から、もし変更点があれば探ることはできそうだけれど、旧法人は放棄して新法人を設立という流れであれば、やはり手がかりはなくなってしまう。
あるいは、完全に破綻してしまったか……しかし事実がどうであれ、曲がりなりにも部分的な「関係者」となっていた私に一切の告知や連絡がなく、案件どころか会社の体制自体が変化しているという現実を目の当たりにすると、正直なところかなり気分が悪い。
失礼にも程があるというか、あまりにも不誠実というか、短期間ではあったが一方的にこちらの時間と労力を奪われて、それで見返りが皆無なんて、普通に考えて納得いかないだろう。

ちなみに、メールアドレスも駄目だった。会社そのものの存在が不明瞭なのだから当然ではあるけれど、与えられたアドレスに空メールを送信したところ、お馴染みのmailer-daemonからの返事が届いた。
半年ほど前には生きていたはずなので、あの時点で私が切り捨てられていたわけではないと思うのだが、見えない真実は置いておくとして、私にとっての現実は半年前から音信不通という事実だけだ。
こうなった以上は、二年前に思い描いた形で案件に携われる可能性は限りなくゼロになったと言っていいだろう。
こちらがどれだけ期待して、やる気を満ち溢れさせていたとしても、先方にその気がないのであれば何も実現に至ることはないのだから。

 

気になると手の届く範囲を徹底的に調べ上げてしまう私のことだから、勝手に状況証拠からネガティブな憶測を繰り広げてしまっているけれど、本当なら本人に直接、確かめるべきなのかもしれない。
他の会社関係者とは繋がりがないのでどうにもならないが、私を誘った張本人とは、そもそもLINEにおける個人的な友人関係がある。
まさか縁を切ったつもりでブロックなどされてはいないだろう……と思い込んでいるけれど、実際には知る由もない。
こちらから連絡してみて、一生既読が付かなかったらどうしよう。そんな事態を、無意識のうちに恐れているような気がしないでもないのだ。

本音は、待ちたいという気持ちが強い。
前回のやり取りでも、その前のやり取りでも、私は待っているという言葉を伝えたい。今はバタバタしていて余裕がないから、いずれ落ち着いたタイミングで……まぁ落ち着くどころか跡形もなくなってしまったわけで、反省するとしたら、もう少し具体的に質問したりアクティブに関わる姿勢を見せるたりするべきだった、という感じになるだろう。
おそらく、今のように待っているだけでは、死ぬまで進展が見込めないのではないかと思う。だから、近いうちに再びLINEでの接触を試してみるのはアリかもしれない。
それで返事がなければ、残念だったということで記憶から何もかも消し去るしかない。二年前に誘われる前の、私が私だけの未来を目指した最初の状態に元通りになるだけだ。