K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231218)

暖冬かと油断していたら一気に寒波を味わわされて、行動力の大幅なダウンに悩む羽目になっている。目を覚ましても布団から出る気分にならず、無駄に時間を浪費してしまう。奮起して動き始めても、手先足先から徐々に体温が奪われていくにつれて、再び布団へと引き寄せられてしまう。身体が欲しているか否かにかかわらず、意識の中に眠気を発生させられているような感覚だ。睡眠時間そのものは微増しているはずなのに、これだけ不規則だと体調も満足に整わない。
一方で、免疫力は決して低くないらしい。体力が少なすぎるあまり、具合の悪さは慢性的だし、日常的な行動に大幅な制限を受けているわけだが、これだけ極端な寒暖差の中にあっても、風邪を引く気配は一切ない。あまり外に出ないから病原菌との接触機会がない、というのも真っ当な考え方だが、先週末は周囲に人のいる場所への外出が連続したわけだから、別に無菌室で生きているというほどではない。むしろ、もともとズボラゆえ滅多に掃除を行わないために、雑菌が排除されているとは考えにくい環境でもある。
もう、何年も風邪を引いたり熱を出したりしていないから、病気による大変な感覚というものを、すっかり忘れてしまった。インフルエンザにも新型コロナにも罹患した経験がないというのは幸運かもしれないが、万が一にでも今後、そうした重篤な病気に感染してしまったら、慣れない事態すぎて適切な対処を施すことができないだろう。その点だけは、ずっと密かな心配事として常に抱えている。
痩せすぎていて、常時デバフを受けている状態で生きているようなものなので、ある程度マシな体重があった数年前と比べると、調子の悪い日が増えているのは何度も書いている通りだが、この虚弱な身体が病に冒されることを想像すると、はたして生きていられるだろうかと真剣に恐ろしくなる。
身体が弱い分だけ免疫力でバランスを取っているという見方もできないことはないが、それを防波堤として捉えるには、あまりにも心許ない。心の準備をしたところで事後対応が変わるわけではないものの、気を抜いていたら本当に崩れてしまうだろうと、考えるだけ考えておこうとは思っている。無事に、来年の春を迎えられるだろうか。