K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240112)

ここ数日、随分と冷えるような気がしたので、気象庁のページで今月のデータを漁ってみたのだが、確かに今週の後半は真冬と言っていい気温になっていた。ほとんど外に出ないから、気づかなかった。とりわけ冷え込んでいるのは深夜から早朝にかけて、地域によって細かい違いはあるだろうけれど、東京都では都心部はともかく、練馬と府中の観測地点において最低気温が氷点下を記録している。
寒いということは、当然のことながらエアコン使用時の電気代も増大するわけで、こちらも確認してみたところ、時間帯によっては真夏に匹敵する使用量となっていた。もっとも、夏とは違って冬の場合は睡眠中にエアコンを止めておくことができるため、月あたりの電気代は相対的に削減することができている。布団の温もりは正義なのだ。
しかし、これほど冷たい空気が世界に蔓延していると、いよいよ外出する気になるほうが難しい。ちょっと買い出しに、と思っても寒さで行動力が失われてしまうから、本当に冷蔵庫の中が空になる手前まで動けなくなりそうだ。まぁこうして外に出たくない言い訳を適当に書いているけれど、夏は夏で溶けそうな暑さを理由に引きこもるわけなので、結局のところ私の本質が極端な出不精というだけの話ではある。きっと気温に関係なく、外が好きな人は毎日でも出かけようとするのだろうから。
先週末に生活リズムのバランスを崩して以降、すっかり昼夜逆転が標準となってしまった私の毎日だが、昼から夜にかけて眠っていると世間の動きに追いつけなくなりがちで、意外と困ることを自覚した。基本的にテレビは見ないため、ニュースをキャッチするタイミングが遅れがちなところはあったけれど、興味のある分野に関しては旧Twitterなどで情報収集できるため、不便に感じることはない。ただ、世の中の変化をリアルタイムで視界に入れられない生活というのは、この濁流のように情報が通り抜けていく時代においてはデメリットが大きいかもしれない。必ずしも、寝起きに全部を遡れるわけではないからだ。何日も経ってから、実は数日前にこんな出来事があった……ということを知るパターンが、わりと珍しくないのだ。
情報に敏感になりすぎるのも疲れてしまって推奨されないと思っているけれど、あまりにも鈍感になりがちな今の状態も決して好ましいとは言えないだろう。もう少し、意識的にアンテナの強度を高めていきたい。