K's Graffiti

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生存記録(20240331)

リモコンの「冷房」ボタンに手が伸びそうになるくらいには暑さを感じた一日だったが、実際に三月としては最高気温を記録したらしい。寒暖差で風邪を引く人も少なくなさそうだ。つい先日まで三月としては寒いくらいだったというのに、何が起きているのだろうか。個人的には暑いくらいのほうが体調が整いやすいため助かるのだけれど、暑すぎても体力の消耗が大きくなるから、やはり中庸が一番なことに変わりはない。まぁ明日から当分は冬と夏の中間くらいの過ごしやすい気候になるそうなので、春を満喫したいところではある。
そういえば、昨日の日記で競馬に関する予想を書いたわけだが、見事に外れまくっていて呆れてしまった。ドバイも大阪杯も、いくつか名前を挙げた馬が上位に入りはしたものの、肝心の本命対抗が期待したパフォーマンスを発揮できず、逆に軽視寄りだった馬ばかりが好走する現象に見舞われて……こんなことが続くと一向に馬券を買う気にはならないだろう。ドバイはルメール騎手の落馬といったアクシデントの影響も無視できないが、他にも進路の開かないドウデュースや、やる気のないオーギュストロダンを見ていると、つくづく競馬の難しさを感じる。惜しくも勝てなかったものの、応援していたナミュールの走りには感動できたので、気持ちの収支はトントンくらいだろうか。
大阪杯は、そういう日だったと納得しかない。例年のディープ×米国血統ではなく、キングマンボとデインヒルというパターンだった。血統に詳しい人なら、こういうパターンも候補として読めていたのだろうか。一応、印を付けていたベラジオオペラはともかく、ローシャムパークは合わないと思って完全に切っていたから、どうやっても当てられるレースではなかった。人気を集めた4歳馬が凡走、しかし勝ち馬もまた4歳なので、世代論についてはノーコメントでいきたいが、昨年あれだけ安定感を見せていた馬が別馬のように走らなくなる姿を目の当たりにしてしまうと、競馬の業の深さを感じないわけにはいかない。復活してくれたら嬉しいけれど、かつてのパフォーマンスを取り戻すことなく引退の可能性も十分にあるため、きれいな馬柱を維持したまま現役を終えることの偉大さも、またあらためて感じる。血統的には宝塚記念が面白いだろうと思っていたが、考えてみると今年は京都開催なので、むしろ例年は買いづらいタイプの血統、つまりディープ産駒あたりが好走できるかもしれない。ドバイで力を示したシャフリヤールが出てきたら、本命にしてしまいそうだ。
来週の桜花賞は粒揃いの気配があるけれど、これまた本命を決めるのに悩みそうで、的中は至難の業だろう。ケンが正解なのかもしれない。絶対的な存在がいないレースなんて、そもそも馬場とペース次第で来る馬が変わるのだから、一週前に考えても仕方ない。まぁこんな調子で、馬券を買うことなく的中することもないまま春のシーズンを過ごしてしまっても、まったく不思議ではないと思っている。