K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240417)

時間の勝負だった。速度は重要で、けれど中身の質も一定レベルを保たなければならない。一見するとトレードオフの関係だが、慣れというものは両者を向上させることができる。
いったい、なんの話をしているかというと、とある動画投稿についてだ。先日……というには時間が経った気がするけれど、とにかく一月からぼちぼち続けている動画制作の作業にも随分と慣れてきた。まだ動画に含まれる要素は少なく、わりとシンプルゆえに簡単なところはあるものの、それでも明らかに以前より手際が良くなった。たとえば、動画となる素材を用意してから、満足できる完成に至るまで、初めは1分あたり1時間は必要だった。それが、今では平均15分〜20分前後となっている。もちろん使い回している部分、テンプレート的な要素も少なくないため、ゼロから諸要素の設定を考えていた初期段階と比べたら有利に進められる環境になってはいるけれど、それを考慮しても効率が上がっている。使用しているソフトウェアのどこに何があるのか、どう操作すれば望んでいる形にできるのか、知識が増えたから当然のことではあるだろう。
話を戻すと、ようやく私もライブ感を重視した動画投稿を実現できるようになったということが言いたかった。具体的な言及はしないけれど、要するに一部界隈で盛り上がっている出来事について、一定数の人間が求めている情報を動画という形で提供する。別に大きな注目を浴びたいとか承認欲求を満たしたいとか、そういうわけではないのだけれど、何しろ私が好きなコンテンツに関するものだから、自身の持っている有益な情報はせっかくだから共有したほうが楽しいだろうという考えだ。同じように動画をアップロードする人も多いため、遅すぎたり質を蔑ろにしたりすると、まったく気づかれることなく埋もれてしまう。
正直、登録者の少ないチャンネルでは金にならないし、割に合わないという見方もできる。労力からすれば、動画一本あたり数千円は貰えてもいいくらいなのだけれど、こればかりはYouTubeの気まぐれで一気に伸びでもしない限りは難しいだろう。そういうわけだから、目的としては純粋に自分のため、モチベーション維持に寄与しているという認識だ。実際、動画制作を始めてからコンテンツそのものへの見方や理解度が変わったので、無意味ではなかったと思う。そうでなくとも、クリエイティブな作業は趣味として楽しい。
今回は一週間前から事前に用意できる部分は準備していたから、実のところ即席の作業量自体は大したことがなかった。毎度このようなクオリティで素早く仕上げるのは無理だろうが、事前に成果物のイメージを頭の中に描いて、ほとんどその通りの結果を出せたというのは経験として悪いものではない。
徐々にではあるが、最近は登録者数が地味に増えてきているおかげか、3桁再生は軽く取れるようになってきた。その時々の需要に合った内容なら4桁再生も狙えるし、たまにコメントを貰えるから嬉しい。5桁再生を達成するには認知度が足りなすぎるので、直近の目標としてはまだ現実的ではない。はたして、このまま続けていれば、いつかその水準が普通になるのだろうか。