K's Graffiti

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生存記録(20240621)

間近に迫るグランプリ宝塚記念だが、すなわち今年も半分が過ぎようとしているということになる。前半に何かを成し遂げようといった目標を掲げていたわけではないが、軽く振り返ってみると、自信を持って他人に話せる出来事があったわけではないから、もう少し具体的な達成感は欲しいかもしれない。強いて挙げるなら、気まぐれで始めた動画投稿の活動を思いの外に楽しめているくらいだろうか。
さて、今年の開催は京都なので、例年とは傾向が異なるであろう点については、予想する立場なら誰でも考慮することだ。とはいえ、この時季は馬場が荒れやすく、コース形状以上に馬場適性が求められるのではないかとも思っていて、特に梅雨の遅い今年は雨天直撃の予報が出ていることもあって無視できないファクターだろう。過去のレースパフォーマンスから推定される純粋な能力期待値を、はたして諸要素で覆しうるのか……メンバー自体は決してハイレベルではなさそうな中で、しかしながら荒れる可能性も低くないとなれば、予想の難易度は自然と高まる。普段は直感で決め打ちすることの多い私も、今回は本命を決めあぐねている。本命どころか対抗や、それ以下の印も見方によっていくらでも上下しそうな感覚であるため、展開予想を含めてあまり具体的なイメージを持つことができない。
一応、当日は重馬場になるという想定で現時点の注目馬を挙げておくと、ブローザホーンの走りには期待したいところではある。京都実績と道悪適性の高さから、この舞台における割引要素がすぐには思い浮かばない。勝ちきるかどうかはともかく、馬券的には軸に最適であるように思うのだ。みんな考えることは同様なので、現時点で3人気まで上がっているけれど、春天での好走を見ても過剰ではないだろう。また、おそらく良馬場の高速決着になるようなら選択肢には入らない……そうした観点から押さえておくべきなのが、ソールオリエンスなのではないかと感じている。世代レベル云々の話は置いておいて、あの皐月賞の走りは歴代の中でも抜けた存在感がある。まあ自らレースを作れるタイプではないから、どうしてもポジションや展開に依存せざるを得ないので過信はできないが。
人気どころのドウデュースは、もちろん普通に勝ってしまっても不思議ではないけれど、京都未経験かつ日本における道悪適性不明、休み明けのパフォーマンスは微妙、など軽視できる材料はある。ジャスティンパレスは昨年の春に稍重天皇賞を京都で勝っているが、はたして重馬場になった時に能力を発揮できるかというところがポイントだろう。あとはGⅠのルメール騎手に逆らえるのか、という話になる。
他には、ディープボンド、プラダリア、ローシャムパークあたりをチェックしておいて、当日の馬体重や返し馬の雰囲気から最終的に決めたいところではある。ただ、ここまで考えておきながら実際に馬券を買うつもりはないので、予想とは別にレースを純粋に楽しむことを優先したい。