K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240701)

眠いのなら、眠くなくなるまで寝ればいい……ということで半日ほど時間を犠牲にしたら深刻な気怠さからは解放されたような気がするけれど、全快したような気分でもないため一時的なものかもしれない。寝すぎるのも却って余計な疲労感に繋がるから、人体というのは不完全に過ぎる。長い年月をかけて進化を重ねた末に、どうして人類はこうも生きづらい肉体で生涯を送らなければならないのだろうかと思わないでもないが、おそらく器が完全体となる前に知能が進みすぎてしまったのだろう。むしろ知恵と技術によって補える部分が増えすぎたせいで、生命の本質から考えると弱体化さえしている。
嘆いたところで私が急に変態するわけではないため、ありのままを受け入れて人生を歩んでいくしかないわけだが、それにしても不調から脱することの難しさとは、死ぬまで不断に向き合い続けることになりそうだ。同じ人間であっても、体力や健康状態、疾病に対する免疫などは多様であり、私の場合は低体力だけが唯一の欠点と言える。頻繁に通院しなければならなかったり、薬を常用しなければならなかったりする大変な日常と比べたら随分と気楽なものかもしれないけれど、一般的にイメージできる同年代の平均的な生活と比較するなら、これでも十分にディスアドバンテージを背負っているほうだと思うのだ。
たっぷりと眠った反動か、あるいは妙に蒸し暑いせいで脱水症状を起こしているのか知らないが、地味な頭痛に悩まされている。水分を摂取したところで解消される兆しが見えないので前者の可能性が高そうではあるけれど……こういう時に頭痛薬などを常備していれば、幾分か生きやすさが改善されるものだろうか。あいにくと風邪を引かず病気に罹らず、滅多に怪我をすることもないせいで、いわゆる救急箱の類いは備えていない。ここ数年、実際にどうしても必要になった場面はなく、だからこそ買っておこうという気持ちにもならない。とはいえ、一切を持たないことによって、こうしたストレス源になる問題は年に何度か発生しているため、ロキソニンのような汎用的に使える常備薬くらい多少は家に置いておいたほうがいいのかもしれない。もっとも、治ってからわざわざ購入しようという考えに至ることはないため、それなりに長引かない限り、手にすることはないだろうけれど。