K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

特別な日に想いを寄せて

あまり期待しすぎるのも心身に悪いので、いい具合に適当な感じで臨みたいと思ってはいるのだが、それでもやはり人生の転機であるのは確かなので多少の緊張はやむを得ない。
明日はいよいよ、私にとって忘れられない日になる予定だ。

 

この数日間、常に……と言うのはやや過剰だけれど、ふと思考に余裕が生まれた瞬間にしばしば、「そのこと」について考えてきた。
もはや夢なんかではなく、現実のものとして私の目前に迫ってきている大きな流れ。いったい、私をどこへ連れていってくれるのか。こんな機会は普通の人間には訪れないだろうから、わくわくするのは当然だ。私は、特別に選ばれたのだ。
おかげさまで規則正しい生活を送ることは難しくなり、十日ほど前から今日に至るまで、ごく当たり前の日常を過ごすだけで四苦八苦だった。残念ながら、この掴み所のない不安が解消されない限りは、すべての課題を投げ出して怠惰の沼に浸かり続けるしかないようだった。私とはそういう、自らに甘い人間なのだと……前から知っていたはずの事実をあらためて突きつけられる思いで、もう嫌というほど十分に理解したから勘弁してほしい。端的に言って、好調を目指した二月のスタートはてんで駄目だった。
しかし、その芳しくない傾向も今日で終わる。頑張ろうと、変に気を張るわけではない。ただ事実として終わるのだ。終われば当然、よい流れがやって来る。軌道に乗れば、私は止まらない。
明日からまるきり別人になるとは思わないが、特定の事柄に対する意識や生活への向き合い方が大きく変わるのは、もはや確定事項と言っていい。

さて、とりあえず期待と不安のない交ぜのような感情を形にしてみたところで、状況を整理してみる。
いや、なんというか、明日以降はすべてが変わるから心配なんて不要だというのは前提にあるのだけれど、現状を俯瞰して見るなら、今の状況は私が動いたのではなく「人生」のほうから強力なチャンスを与えられたという表現に近いと考える。
このまま、その強い勢いに流されるだけでも、ある程度は目標に近づくことができそうにも思えるが……まぁ実際のところは半年くらい先にならないと具体的な生き様は何も見えてこないだろう。
そして、外部の力に流され依存するだけでは、真に私が目指している領域には決して届かない。前にも書いたように、上手く利用するのだ。
それにしても、高すぎる期待に寄せる想いは相当なものだけれど、まだ期待外れという可能性は捨てられず……いや、どちらかと言えば期待以上になりそうな気しかしていないのだが、まぁそこは明日以降にしか判断できないので今は考える意味がないだろうか。考えずにはいられないので、もうどうしようもない。
ともかく、今夜はちょっと落ち着きが取り戻せないので、文章も勢いのままハチャメチャな感じになってしまった。別にいい。これもまた日記なのだから。

事前準備は特に必要がなく、強いて言えば自らの調子を明日になる前に高めておけたら最高だったのだが、こればかりは安定感のない体力とメンタルだから割りきるしかないし、今後もきっとたびたび悩まされることだろう。
「業界」という言い方は個人的にあまり好きではないのだけれど、おそらく関わることになる業界には、年単位で集中力や熱量を維持できる化け物がたくさん棲息しているはずなので、これからの出会いや新しく作られるであろう人脈には、楽しみが多い。
新しく目に映るものすべてが、とっておきの学習材料になると考えるなら、もう余計な心配などする必要はないのではないか。
今日はそういうポジティブ思考で眠りに就くとしよう。