K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

雷鳴の中

目覚ましは音ではなく痒みという珍しい体験をした朝、鏡に向かうと真っ赤に充血していて何事かと思ったけれど、きっと眠っている間に何度も何度も掻いたに違いない。
花粉症になってから既に20年弱が経過していて、体質に変化があったらしく昔は大変だった鼻水に悩まされるということは、最近ではめっきりなくなった。その代わりに、なのだろうか……異常に目に痒みが出るから、大変という状況自体にはあまり変化がなく、つい溜め息が溢れる。

 

外では大雨が降り、雷が轟いている。
冬にはあまり見られない気候だと思うのだけれど、いよいよ春に差し掛かっているのだろうか。そういえばもう、三月も半ばになっている。曜日感覚が壊れていて日常的に意識することがない分、こういう機会にふと思考を巡らせると、時の過ぎる速度に驚かされる。

こんな天気では窓を開けて換気することもできない。というか窓を開けていないのに、どうして花粉に苦しまなければならないのだ。
前回の外出時に衣服に付着して取り込んでしまったものはあるだろうけれど、花粉に晒されている量を考えれば、ずっと家にいるのに外に出た日よりつらいというのは、なんだかおかしいなぁと納得がいかない。
室内の状態がどうなっているのか、可視化できるアイテムがあれば便利だろうとは思うけれど、まぁあれこれ考えるのが面倒くさいのですべて空気清浄機に任せることにした。

悪天候時の恒例イベント、「調子を落とす」が今回もやってきた。
目がずっしりと重いような感じで怠いのは、掻きまくって腫れたせい……という気がしないでもないけれど、なんとなく予想していた夕方頃になって、もう耐えられないと布団に向かう私の姿があったことは、否定しようのない事実なのだ。起きたら数時間後で、そこはかとない後悔を覚えながら、急いで日記を書くことになるだろうと……そう、ここまではすべて想定通りの流れだった。
ウマ娘をやっていて、どうしようもないことでやる気を失う彼女たちにツッコミを入れたくなる気持ちはあるが、くだらない理由でダメになってしまう日ってあるものだよね。仕方ないよね。
そう、仕方ないのだ。

もうすっかり雷は引いたようで、部屋には静寂が戻りつつある。相変わらず、隣人から発せられる微かな騒音にはストレスを感じることもあるが、まだ深夜ではないので許してやろう。
今日の、この後の流れとしては、とりあえず何か摂取してから溜まっているアニメを見て、テッペンを越えたあたりで確定申告でもやろうかと思っている。期限が延長されたとはいえ、初めてのことなので一応、本来の期限内に済ませておきたい気持ちがあるのだ。

その後は、どうしようかな。結構ガッツリと昼寝してしまったから朝になるまで眠れそうにないし、ぼちぼち中断していたイラスト学習を再開していこうか。